生協の理念とビジョン

生協の21世紀理念

自立した市民の協同の力で
人間らしいくらしの創造と持続可能な社会の実現を

日本の生協の2030年ビジョン

つながる力で未来をつくるCO・OP 2030

私たちは21世紀理念のもと、地域の誰もが参加できる生協となるべく、2030年にはそれぞれの地域で過半数を超える世帯の参加をめざしています。
その具体策として採択されたのが「日本の生協の2030年ビジョン」です。SDGsの考え方をベースとしながら、生協や協同組合のつながり、行政・諸団体・事業者・個人など、人と人とのつながりから生まれる力を活かしていきます。

VISION 2030

2030年ビジョン

  1. 生涯にわたる
    心ゆたかなくらし

    私たちは、食を中心に、一人ひとりのくらしへの役立ちを高め、誰もが生涯を通じて利用できる事業をつくりあげます。

  2. 安心してくらし続けられる
    地域社会

    私たちは、生活インフラのひとつとして、地域になくてはならない存在となり、地域のネットワークの一翼を担います。

  3. 誰一人取り残さない、
    持続可能な世界・日本

    私たちは、世界の人々とともに、持続可能で、お互いを認め合う共生社会を実現していきます。

  4. 組合員と生協で働く誰もが
    活き活きと輝く生協

    私たちは、未来へと続く健全な経営と、一人ひとりの組合員と働く誰もが活き活きと輝く生協を実現します。

  5. より多くの人々が
    つながる生協

    私たちは、より多くの人々がつながる生協をつくりあげ、連帯と活動の基盤を強化します。

コープSDGs行動宣言

  • 持続可能な生産と消費のために、商品とくらしのあり方を見直していきます
  • 地球温暖化対策を推進し、再生可能エネルギーを利用・普及します
  • 世界から飢餓や貧困をなくし、子どもたちを支援する活動を推進します
  • 核兵器廃絶と世界平和の実現をめざす活動を推進します
  • ジェンダー平等(男女平等)と多様な人々が共生できる社会づくりを推進します
  • 誰もが安心してくらし続けられる地域社会づくりに参加します
  • 健康づくりの取り組みを広げ、福祉事業・助け合い活動を進めます

この理念とビジョンを実現するために

日本生協連の事業

商品事業や通販事業などで組合員のくらしに貢献

主な事業は、コープ商品を開発し会員生協へ供給するコープ商品事業をはじめ、カタログやインターネットで生活雑貨等を組合員にお届けする通販事業など、商品の企画から製造・卸売・小売・流通まで幅広い活動を展開しています。全国に支所(営業所)を持ち、地域の生協と連携して商品をお届けしています。

日本生協連の活動

食・子育て支援・消費者問題・福祉・環境・防災・平和…

各地の生協は、食・子育て支援・消費者問題・福祉・環境・防災・平和などさまざまな活動を行っています。これらの活動を全国に広げていくために、学習会や活動交流会の開催、情報誌やツールの発行、全国の生協が協力して行うキャンペーン企画などを通して、生協間同士の情報共有・支援を行っています。また、組合員が願うくらしを実現するために、生協の連合会として国が募集するパブリックコメントの提出や、政府審議会などに参加して消費者の権利の確立や社会制度の充実に取り組んでいます。

こうした取り組みの先にあるもの

今後の重点テーマ

信頼が広がる新しい社会の実現を目指します。

国際協同組合同盟(ICA)は、1995年のICA 100周年記念マンチェスター大会にて、「協同組合のアイデンティティに関するICA声明」を採択し、「協同組合の定義・価値・原則」を定めました。これを受けて、わたしたち日本生協連と全国の生協は、1997年に「生協の21世紀理念」を策定しました。

自立した市民の協同の力で人間らしいくらしの創造と持続可能な社会の実現を

“10年後のありたい姿”として掲げた、「日本の生協の2030年ビジョン」を実現するために―。組合員のくらしの変化に正面から向き合いながら、生協のめざすもの、果たすべき社会的役割を明らかにして挑戦していきます。ビジョン(10年後のありたい姿)を掲げるだけでは、その実現に近づくことができません。現状とビジョンを対比し、具体的にどう行動したら実現に近づけるかを考え、行動していく必要があります。2030年ビジョンでは、5つのめざす姿を掲げ、実現するための行動も示しています。ここで示している行動は、コープSDGs行動宣言とも深く関係しています。