徹底した組合員目線で、
組合員に愛され選ばれる商品を企画する。
観光学部 交流文化学科卒業
2015年入協
CAREER
STEP
キャリアステップ
- 1年目
カタログ衣料品部 計数衣料グループ配属
靴服飾、インナー、アウターと衣料品一通りの調達を担当。ご注文いただいた商品を遅れや品切れなく組合員にお届けするために、シーズン毎に国内や中国の生産工場に出向き商談。販売計画の立案から納期交渉、在庫管理や損益管理も担当。
- 5年目
カタログ衣料品部 衣料1グループへ異動
商品企画を行う現在の部署へ。婦人ボトムスの商品企画を担当。
日本生協連への入協動機を教えてください。
私は旅行が好きだったので、観光学部に進学しました。大学では交流文化学科で文化人類学を修めるかたわら、ラクロス部の活動に打ち込み、組織作りについて学びました。就職活動では旅行業・ホテルからメーカーまで幅広く検討。業界や業種にとらわれず、心から働きたいと思える組織に入ろうと考えて就職活動を行いました。
そうした中で出会ったのが日本生協連です。学内セミナーのパネルディスカッションで人事部の方と話す機会があり、「すべては組合員のため」という理念に共感しました。業界ナンバー1を目指すより、本当の意味で「お客さまのために働くことができる会社」でこそやりがいのある仕事ができると思ったからです。また、女性の割合が多く、制度も含めて長く働ける環境が整っていることや仕事の幅が広く、いろいろなことにチャレンジできると感じたことも、入協を決意する後押しになりました。
現在の仕事内容を教えてください。
通販本部カタログ商品部は、生協の宅配時に届けられる『くらしと生協』というカタログの通販事業を展開しています。通販本部で発行するカタログは全40種、150媒体にわたり、年間総発行部数は7億部に及びます。カタログ商品部は、その膨大なカタログ通販の商品企画から誌面制作、商品調達、お申し出対応までのすべてを取り仕切っており、私の所属するカタログ衣料品部衣料1グループは衣料の商品企画を行っています。
私の担当は婦人ボトムスの商品企画。市場傾向や過去の販売実績を元に、カタログに掲載する商品を選定・企画しています。定番商品に加え、季節ごとの新商品や改良商品など、カタログに掲載するアイテムは年間500アイテムを数え、組合員の生活を豊かにする商品を、日々取引先と一緒に考えています。現在はコロナ禍で機会が減っていますが、国内外を問わず生地工場や縫製工場に出向いて商談したり、ときには生地から開発することもあります。
「生協ブランド」ならではのこだわりや哲学はありますか?
組合員目線での商品企画に徹しています。商品企画を担当するとき、先輩に「組合員の代わりに買い物をするのが私たちの仕事だよ」とアドバイスいただいたことが今も心に残っていて、自身の感性や個性に依るのではなく、組合員が求めているものは何かをつねに考えています。
直接組合員にお会いしてお話できる機会は少ないですが、「アンケート」や「クチコミ」でたくさんの声を寄せていただいています。それらを参考により満足いただける商品は何かを追い求めています。たとえば「デザインは気に入っているけど生地がこすれてシャカシャカ音がするのが気になる」という声が多ければ、生地を伸びない布帛(フハク)からニットに変更してみる。「楽に着られて外出着にも使いたい」という要望があればデザインと素材のバランスを再構成する。そうして試作した商品を組合員の標準体型に合わせたモデルに試着させ、さらなる改良を加えることで商品は生まれていくのです。
こうして自分が企画した商品について「こんな風に着ているよ」「やせた? と言われて嬉しかった!」「つい毎朝選んでしまう!」というお言葉をいただくと、組合員目線での商品企画を実現できたと、とても嬉しく感じます。
伊澤さんの今後の目標、描くキャリアビジョンを教えてください。
第一の目標は、長年にわたって組合員に愛される定番ヒット商品を生み出すこと。たとえば10年以上も売れ続けているBBスキニージーンズというヒット商品があります。これはデニムにしか見えないのに実はジャージ素材という商品で、組合員のニーズにがっちりフィットしました。そんなふうに私も組合員のニーズをしっかり汲み取り、長く愛される商品を企画したいと考えています。
また長期的なキャリアという点では、リーダーとして引っ張っていく立場ではなく、フォロワーとして人の支えになれるような人間になりたいと考えています。これは学生時代のラクロス部の運営でも感じたことですが、優れた組織にはリーダーの意向を理解し、メンバーそれぞれに役割を落とし込む参謀が不可欠だと思うからです。だからこそ、私は現場で組織全体をフォローする役割を担いたいと考えています。さらに、日本生協連には、自分の意志で管理職登用試験にチャレンジすることができるキャリア制度があるので、将来のキャリアは働きながら考えていきたいとも思っています。
1DAY
SCHEDULE
1日のスケジュール
- 10:00
出勤
メールチェック、今シーズンの実績進捗確認。
- 11:00
打合せ
次シーズンの企画内容についてチームで打ち合わせ。
- 12:00
昼休み
- 13:00
外出
14時から展示会に参加。16時に取引先事務所にて商談。
- 18:00
退勤