CAREER
STEP

キャリアステップ

  • 1年目
    通販本部

    通販事業管理部品質管理グループで寝具、インテリアや衣料品の繊維製品について品質チェックを担当。

  • 6年目
    キャロット商品部

    衣料品やDIY、文具、美粧小物などのバイヤー業務。入協8年目に第一子出産し、産休・育休を取得。

  • 10年目
    環境事業推進部(現在は組織再編の為、別部署へ機能を統合)

    全国の会員生協・事業連合の担当者と一緒に3Rの活動や商品の環境配慮商品の活動などをサポート。11年目に第二子を出産、産休・育休を利用。

  • 13年目
    ブランド戦略本部

    マーケティング部ブランドコミュニケーショングループでコープ商品のブランド価値と魅力を伝えるためのツール制作、情報発信・広報を推進。

日本生協連への入協動機を教えてください。

私は大学時代、食品加工について学びました。その後大学院に進み、たんぱく質を分解する新しい酵素の探索について研究しましたが、就職にあたっては大学で学んだ食に関する仕事に就きたいと考えていました。というのも、私自身が食べることはもちろん、みんなで食事をする楽しい雰囲気が大好きだったからです。仕事にするなら、自然と人を笑顔にする力を持つ「食」に関わっていきたい。そう考えて、食品を扱う企業を中心に就職活動を行いました。
数多の食品関連会社のなかから日本生協連を選んだのは、食生活の大部分を支えることができ、かつ食の安全・安心を大切にしていたからです。また実家でも生協を利用しており、母が生協に全幅の信頼を寄せていたこと、先輩から話を伺い、のびのび仕事をされている様子や、女性が活躍されていることも入協の決意を後押ししてくれました。学生時代を通じて身につけた知識や検査技法を活かしたいと、当初の配属希望は商品検査センターでした。

現在の業務内容を教えてください。

私は2度の産休・育休を挟みながら、通販事業管理部、キャロット商品部、環境事業推進部とさまざまな業務分野を経験してきました。現在所属するブランド戦略本部マーケティング部は、コープ商品の特色や魅力を広く社会に向けて発信し、認知してもらうことをミッションとする部署です。
そのなかで私は、主に子育て世代向け商品、SDGsに取り組む商品のマーケティングを担当しています。具体的には、乳幼児向けの商品「きらきらステップ」シリーズのサイトや冊子を作成して会員生協に紹介・配布していただいたり、新しく発売された、持続可能な原料を使用した商品「コープサステナブルシリーズ」の認知拡大のため、この間ずっと生協が取り組んできた歴史を伝える制作物を作成しています。また、コープ商品を使ったレシピを作成して店頭配布やクックパッドのサイトに掲載することも行っています。若年層や子育て世代向け、SNSやWEBサイトを使ったアプローチも進めています。また、会員生協の学習会や商品工場・産地交流会などを通して、コープ商品の生産者と組合員をつなぐ取り組みにも力を入れています。会員生協が組合員へコープ商品の魅力を伝える際に、私たちが作成した冊子や広報誌を利用してもらうことも大事な仕事のひとつです。
制作にあたって心がけているのは、広く社会にアンテナを張ることです。私の友人の何気ない一言や母親世代の方たちとの会話のなかにも、広報・販促するヒントが隠れています。また、制作物を作る過程ではさまざまな意見や要望が寄せられるため、「誰に・何を伝えたいのか」という目的をしっかりと持って、それを見失わないようにすることも重要だと感じています。

中川さんの仕事スタイル、働き方を教えてください。

現在、7歳と4歳の男の子を子育て中なので、育児時短制度を利用した時短勤務を行っています。これは一日につき1時間15分以内の勤務時間の短縮ができる制度で、私は出勤・退勤時間をそれぞれ30分短縮し、保育園の送り迎えに充てています。また小学校3年生までの子どもの急な発熱などには年8日の看護休暇が利用できます。日本生協連は女性の育休取得率、女性の復職率はともに100%で、育児時短を利用して働いている方もたくさんいらっしゃいます。
時短勤務というスタイルはもはや“当たり前の風景”なのですが、利用する側の心構えとして、フルタイム勤務と同等の成果を出すことは強く意識しています。そのため、業務の効率化はもちろん、子どもの発熱などで急遽休む場合でも業務に支障をきたさないよう日頃から報・連・相をしっかり行い、優先順位や業務の流れを考えて仕事を進めるようになりました。またテレワークが進み、現在は週に3日ほどテレワークを行っていますので、一人でできる作業と、対面でのコミュニケーションが必要な業務を区分してスケジュールを立てるよう心がけています。

今後の目標、挑戦してみたいことは?

私はこれまで日本生協連の各部署で、いろいろな業務を経験しました。入協当初に希望していた「食」とは関係のない部署もありましたが、実際に仕事をしてみるとどの部署にも特色があり、また異動の度に転職したような新鮮さを感じることができました。今では「食」だけにこだわることなく、さまざまな業務を楽しみたいと考えるようになりました。
現在の目標は、もっともっとコープ商品の魅力を引き出せる広報物の制作や企画を実施することです。たとえば近年注目されているSDGsについても、生協はずっと前からその必要性に着目し活動や商品開発を続けてきました。しかし、宣伝下手が災いして、社会的にはまだまだ認知度が低く、コープ商品の価値や魅力も、本当の意味で十分に伝わっているとはいえません。新型コロナウイルス感染症の影響で、広報や販促の在り方も変わりつつあります。今後はオンラインを活用した広報・コミュニケーションの強化など、コープ商品の真の姿を伝える工夫を凝らしたい。そして、世の中で「SDGsの実現に向けて取り組んでいるといえば生協!」が当たり前となるようにしたいです。

1DAY
SCHEDULE

1日のスケジュール

  • 9:30
    出勤

    育児時短を30分利用して、子ども達を送り出してから出勤。

  • 10:00
    打ち合わせ

    取引先とオンライン会議。

  • 11:00
    メール確認

    毎日ある監修依頼や問い合わせの対応を行う。

  • 12:00
    昼食
  • 13:00
    資料作成

    会員生協の学習会に向けた資料を作成。

  • 15:00
    企画立案

    広報施策を提案するための企画書と資料の作成。

  • 16:45
    退勤

    30分の時短。ここから、保育園→学童へお迎え&怒涛のスケジュール。