CAREER
STEP

キャリアステップ

  • 1年目
    ユーコープ出向

    会員生協へ2年間の教育出向。ユーコープで採用された新入職員と同様に、各種責任数値を持ち、業務に取り組んだ。

  • 3年目
    経理部へ異動

    決算グループで主に決算書の作成や税務申告に携わる。

入協動機を教えてください。

学生時代は自転車サークルでの活動に明け暮れ、自転車で日本や世界を旅していました。47都道府県を巡り、台湾一周に挑み、その地ならではの生活や文化に触れることに楽しみを感じていました。大学時代は自由です。だからこそ、自分自身で目標を定めてチャレンジすることが大切だと考えていました。勉学面では、経営学部ということもあり、簿記の資格取得にチャレンジしました。
就職活動では、食品メーカーを中心に、金融、インフラ、アパレル、商社など幅広い業界を回りました。私は料理が趣味で、食に関わる仕事をしてみたいと思ってはいましたが、自分が好きなことと、向いている業界や職種が同じとは限りません。多くの業界、企業と接するなかで、自分自身に合った企業を見つけたいと考えていました。
日本生協連に入協を決めたのは、食品を事業の軸にしながら、他社にはない幅広い業務があることに惹かれたからです。食品や通販などの事業だけでなく、連合会や消費者団体としての仕事の選択肢もある日本生協連なら、さまざまな経験ができると感じました。また、採用担当の方が、着飾ることなく、正直に魅力を伝えているように感じたことも理由のひとつです。

現在担当されている業務内容を教えてください。

2年間の教育出向を経て、経理部に配属。今年で6年目となります。私が所属する決算グループは、企業の通知表ともいうべき決算書を作成する決算業務を行っています。決算グループは各種業務を経験できるよう計画的なジョブローテーションを組んでおり、私もこの6年で計算書類等の開示書類作成から連結決算、税務全般、子会社決算担当など一通りを担当させていただきました。現在は税務全般を受け持つほか、会計監査を行う公認会計士への対応、会計ルールの変更への対応、会計システムの入れ替えの検討など、その時々で発生する課題に取り組んでいます。
また、日本生協連は会員生協に対して会計処理基準を示し、サポートする役割も担っています。大きな会計ルールの変更があった場合、生協としてどのように対応するのか指針を示し、ルール変更に伴う実務の見直しや帳票類の改定などについて、周知徹底します。日本生協連だけでなく、全国300以上の会員生協の会計業務をリードしていくだけに、責任は重大です。

経理の仕事のおもしろさ、難しさとは?

経理部には数値に限らず日々さまざまな情報が集まります。その情報を通して組織の現状を知ることができるのがいちばんの魅力でしょう。例えば、日本生協連における今後の投資計画、供給高の増加要因や経費削減の取り組みの結果、現状生じている問題など様々な情報が部署の垣根を越えて集まります。通常、一般職員では部署や本部で情報が完結しがちですが、経理部では一職員でも組織の現状を俯瞰的に知ることが出来ます。日本生協連の様々な情報に触れる機会が多いことは経理の魅力です。また、日々の業務においては正確さが求められますが、コツコツと数値を集計してピタッと数値があったときには、達成感があります。
難しいのは関係各所との調整です。一般に経理は一人で電卓片手に作業しているイメージを持たれがちですが、実はさまざまな部門との折衝が必要な部署です。時には新会計ルールに伴う業務変更や監査対応のための情報提供など、関係各所にとって面倒なことをお願いしなければなりません。各部署との調整では丁寧に笑顔で対応しつつ、正しい経理・決算を実現するために、妥協することなく説得しなくてはなりません。想像以上にコミュニケーション力が求められる仕事です。専門的知識のアップデートについては言うまでもありません。変化する会計や税務のルールにアンテナを張り続け、日々、学び続けることが大切です。

今後の目標、描くキャリアビジョンを教えてください。

足下の目標としては、経理業務の電子化を推し進めていきたいと思っています。まだまだ生協の事業の多くは紙の伝票に依存する部分が多く、電子化が進んでいません。しかし、テレワークの広がりもあり、経費精算や日々の業務を効率化するシステムの導入に尽力したいと考えています。
また、将来的にはさまざまな部門を経験してみたいです。経理は数字を通して組織を大局的に俯瞰できる部署ですが、あまりに経理的な考え方に慣れてしまうと、現場の感覚と乖離してしまう恐れがあります。いずれまた経理部門に戻るとしても、商品事業やカタログ事業を経験することは、必ず業務を進めるうえで参考になるはずです。私自身はどこに行っても楽しめるタイプなので、具体的な目標は決めずに、配属された場所で常に目の前のことに全力で取り組んでいくつもりです。

1DAY
SCHEDULE

1日のスケジュール

  • 8:30
    出勤

    メールチェック。各部署から送られてくる経理に関する質問に回答。

  • 9:30
    数値点検

    経理処理に誤りは無いか、会計システムから出力したデータで点検する。

  • 12:00
    昼食

    デスクでお弁当を食べる。時々コンビニでデザートを買うことも。

  • 13:00
    打合せ

    新しい取り組みを始める部署の打ち合わせに同席。経理面でのアドバイスを行う。

  • 15:00
    数値集計・資料準備

    会計士監査の資料準備や、税務申告に関する数値を集計する。

  • 17:30
    退勤

    スーパーで食材を買って、家に帰る。

※経理は月次、年次単位で動くため、一日のスケジュールは日によって大きく変わります。