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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2026年09月04日

2026ピースアクションinナガサキを開催しました

 2026年8月7日~8日の2日間、長崎県生協連と日本生協連の共催で「2026ピースアクションinナガサキ」を開催し、全国からオンラインでの参加者を含めのべ約1,500人が参加しました。

 ピースアクションは、戦争・被爆体験の継承や、世界のさまざまな戦争や紛争、基地問題、憲法などをテーマに、多角的な視点から平和について考える生協独自の取り組みです。毎年広島、長崎、沖縄で学習講演会や交流会を実施しており、長崎では1978年に生協の独自集会「虹のひろば」を中心にナガサキ行動(2004年から「ピースアクションinナガサキ」に名称変更)が始まり、今年で49回目となります。

 今年は、被爆・戦後80年を越えて世界情勢が大きく変化する中、あらためて平和の尊さに想いを馳せ、未来をつくる次世代への継承・交流を意識し、被爆の証言のほか、平和活動に取り組む若者たちとの企画や、被爆体験の継承の体験型企画など、合計11企画が行われました。

ミライの平和活動

 日本生協連とCO・OP PEACE MAPなどの共同研究を行っている東京大学大学院の渡邉英徳研究室から、デジタルアーカイブをはじめ、テクノロジーを活用して戦争の記憶を後世に伝えるプロジェクトが紹介されました。
 今年は交流証言者・永井徳三郎さんによる講話と、参加者にデジタルアーカイブの体験(閲覧)をしていただきました。

交流証言者・永井徳三郎さんによる講話の様子
証言者の活動や平和への思いをデータで蓄積する
「語り部のアーカイブ」を紹介

核なき世界をめざして(模擬国際会議)

 核兵器を巡る対立を背景とし、全国の生協からの登壇者を仮想国家7か国の代表とし、「模擬国際会議」と称した模倣劇を実施しました。各国のそれぞれの立場の違いを踏まえながら、「戦争を防ぎ、平和で安全な世界を実現するための提案」をまとめることを目的としたロールプレイを通して、核保有や平和について学びました。

長崎大学核兵器廃絶研究センター 中村桂子准教授の進行による
仮想国家7か国(2か国はオンライン参加)の代表が登壇した模擬国際会議

被爆体験の継承の体験型企画

 「継承」をテーマに、被爆前の日常やその喪失、証言などを通じて、現在のくらしや未来の選択につなげて、被爆の記憶を次世代へ手渡していくことを参加者で一緒に考える企画です。体験型ワークではグループに分かれ、「家族」「命」「金」「ともだち」「希望」など8つの大切なものを考え、戦争や災害による避難生活を強いられたとき、最終的にどの一つを優先するのについて意見を交わしながら結論を出すなど、参加者一人ひとりが自分ごととして考え、活発に話し合う場となりました。

長崎大学核兵器廃絶研究センター客員研究員 西山心さんによる講話
体験型ワークの様子

子ども平和会議(オンライン)

 未来の担い手である子どもたちが事前学習やワークショップに参加し、平和について一緒に学び、考える企画です。
 ナガサキでは8月2日にオンライン開催とし、全国から集まった子どもたちと地元の高校生たちが平和と戦争・原爆について学び、グループに分かれて意見交換をしました。各グループで出された意見を議長団(高校生)が「子ども平和会議アピール文」としてまとめ、「虹のひろば」で発表しました。

<アピール文抜粋>

 子ども平和会議に参加し、原爆によって人々の暮らしが大きく変わったことを知りました。また、参加者と交流したり、話したりする中で「怖い」「恐ろしい」と感じる気持ちはみんな同じなんだということがわかりました。また「対話することの価値」を改めて感じました。自分とは違う意見や立場を持つ人の話を聞き、お互いを知り、尊重し合うこと。それこそが、平和へとつながる一番大切な一歩だと感じています。この大切な気づきを特別なこととして終わらせるのではなく、普段の私たちの活動や生活の中でもしっかりと意識し、これからもたくさんの人と対話を重ねていきたいです。

子ども平和会議オンライン開催の様子
子ども平和会議のアピール文発表

虹のひろば

 ピースアクションinナガサキのクライマックスとなるイベントで、オンラインを含め全国から約1,000人が参加しました。

 主催者を代表し、日本生協連代表理事副会長 嶋田 裕之が、「被爆から81年を迎える今、私たちは被爆の実相と平和への願いを次世代へつなぎ、戦争も核兵器もない世界の実現を目指して活動を続けています。ピースアクションinナガサキでの学びや、交流を通じて生まれた一人ひとりの平和への思いが大きな力となることを願っています。」と挨拶しました。

 来賓として長崎市の鈴木史朗市長、広島市の松井一實市長(ビデオメッセージ)からご挨拶をいただいた後、日本被団協代表委員 田中 熙巳さんの講演、地元の高校生・若者たちによる平和の取り組み報告、合唱などが行われました。

オープニング:鶴鳴(かくめい)高等学校
龍踊(じゃおどり)部による演舞の様子
鈴木史朗 長崎市長による来賓挨拶
日本被団協代表委員 田中 熙巳さんの講演
高校生平和大使 活動報告の様子