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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2026年09月03日

2026ピースアクションinヒロシマを開催しました

 2026年8月4日~5日の2日間、広島県生協連と日本生協連の共催で「2026ピースアクションinヒロシマ」を開催し、全国からオンラインでの参加者を含めのべ約2,700人が参加しました。

 ピースアクションは、戦争・被爆体験の継承や、世界のさまざまな戦争や紛争、基地問題、憲法などをテーマに、多角的な視点から平和を考える生協独自の取り組みです。毎年広島、長崎、沖縄で学習講演会や交流会を実施しており、広島では1978年に生協の独自集会「虹のひろば」を中心にヒロシマ行動(2004年から「ピースアクションinヒロシマ」に名称変更)が始まり、今年で49回目となります。

 今年は、「被爆81年「戦争も核兵器もない平和な世界」の実現を!!~受け継ごう・未来につなげようヒロシマの心を~」をテーマに、次世代への継承を意識し、平和活動に取り組む若者たちとの企画、被爆について語り継ぐ活動を行う方々の講演など、合計12企画が行われました。

広島の高校生の平和活動報告

 高校生平和ゼミナールや、崇徳高校新聞部による活動報告が行われました。高校生平和ゼミナールからは、被爆者の思いを可視化する「ボディマッピング」プロジェクトや署名活動などの活動内容の紹介や「"聞く"だけでなく"考える"平和学習」への転換を通じて得た学びが共有されました。また、崇徳高校新聞部からは、高校生平和新聞の制作プロセスや、"事実"だけでなく取材対象者の"想い"も伝える、など制作する上で意識していることなどが発表されました。

高校生による平和活動報告の様子

被爆の証言

 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表理事の田中聰司さんに被爆の実相を語っていただきました。田中さんは1944年に下関で生まれ、広島市で被爆されました。満員となった会場では、参加者が証言に真剣に耳を傾け、被爆の記憶を受け継ぐ大切さを改めて考える機会となりました。

日本被団協 田中聰司さんによる被爆の証言の様子

子ども平和会議

 未来の担い手である子どもたちが事前学習やワークショップに参加し、平和について一緒に学び、考える企画です。全国から小学生から高校生まで45人の子どもが集いました。カクワカ広島の田中美穂さん、瀬戸麻由さんに進行いただきながら、平和について考え、話し合いました。会議で出された声はその後、議長団(高校生)によってまとめられ、8月5日のピースアクションinヒロシマ「虹のひろば」のなかでアピール文として発表されました。

<アピール文(抜粋)>

 世界に平和を広げるためには、知る、伝える、行動する、の3つが必要だと考えます。自ら世界の実態をインターネットで調べたり、被爆者から戦争や核被害の過去や平和の大切さを思いと共に学ぶこと。その学びを自分の内に留めるのではなく、家族や友人など身近な人に伝えていくこと。現代では、SNSで自分の体験や思いを発信することもできます。そして、募金や核兵器禁止条約の批准を求める署名をすることもできます。

 また、差別や偏見をしないようにし、平和に生きる姿勢を持つことも平和への第一歩です。18歳になったら、選挙で自分の意見に合う議員を選ぶこともできます。これらを次の世代に繰り返すことで平和の伝承は行われていくと思います。

 自分にできることから平和に関心を持ってはじめていきましょう。

グループワークの様子 参加者同士で「平和学習をする理由」や「平和のために自分たちにできること」について話し合いました。

虹のひろば

 ピースアクションinヒロシマのクライマックスとなるイベントで、オンライン参加者を含め、全国から約1,800人が参加しました。
 主催者を代表し、日本生協連代表理事会長 新井ちとせが冒頭、全国各地から多くの方が参加したことに感謝を述べるとともに、戦争も核兵器もない平和な世界の実現への思いや、生協の平和活動を通じて被爆の実相と平和への願いを次世代へつないでいくことの大切さを語りました。

 来賓として広島市の松井一實市長、長崎市の鈴木史朗市長(ビデオメッセージ)からご挨拶いただいた後、俳優 紺野美沙子さんによる朗読、NPT再検討会議参加報告、子ども平和会議で作成したアピール文の発表、合唱などが行われました。

新井ちとせ 日本生協連会長
松井一實 広島市長
俳優 紺野美沙子さんによる朗読
平和首長会議ユースNPT再検討会議参加報告
子ども平和会議アピール文発表
虹のひろば合唱団

<代表理事会長 新井ちとせ挨拶(抜粋)>

 世界はかつてなく平和の危機に直面しています。世界中で起きている様々な紛争は、収束の兆しが見えない状況にあります。一刻も早く争いをやめ、これ以上誰も傷ついてほしくないと切に願っております。

 今年は、4月から5月にかけて、「核兵器不拡散条約(NPT)」の再検討会議が、ニューヨークで開催されました。私たち生協も代表団を結成し、被爆者の皆さんともに現地にて活動を展開しました。現地の活動では、被爆者の皆さんが強い使命感を持ち、被爆の実相を懸命にお伝えされる姿を拝見し、心より感銘を受けました。しかしながら、最終文書は採択できず、とても強い危機感を抱いています。今こそ、国際社会が対話と信頼のもとで、着実に核兵器をなくしていくことが求められていると思います。

 私たち生協は、『平和とよりよい生活のために』を理念とし、今年も全国で様々な平和活動を展開しています。
 戦争も核兵器もない平和な世界に向けて、「当たり前の日常のくらしができることの大切さ」を大切にしながら、各地域で、戦争や被爆体験の実相を学び、広げ、戦争も核兵器もない世界への願いを次世代へとつないでいくよう、工夫をしながら取り組んでいます。

 本日の「虹のひろば」も、その活動の一つになります。
 本日のテーマは、被爆81年 「戦争も核兵器もない平和な世界」の実現を!! ~受け継ごう・未来につなげようヒロシマの心を~です。
 短い時間ではありますが、見て、聞いて、体験・交流を楽しんでください。そして、みなさんそれぞれの気づきや想いを、大切にしてください。