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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2021年08月25日

2021ピースアクションinヒロシマを開催しました

 2021年8月4日~5日の2日間、広島県生協連と日本生協連の共催で「2021ピースアクションinヒロシマ」を開催し、8月7日~8日開催の「2021ピースアクションinナガサキ」と合わせ、全国から95生協のべ6,500人が参加しました。新型コロナウイルス感染防止のため、昨年度と同様、現地への参集に替わり、特設サイト(2021年9月30日まで公開)を設け、動画配信・オンラインを活用して開催しました。
 
 被爆から76年を迎えた今年は、「ヒロシマの心をあなたへ~被爆76年 戦争も核兵器もない世界をめざして~」をテーマに、「戦争も核兵器もない平和な世界」を求める願いを世代を超えて交流・共有するために、私たち一人ひとりが行動することを目指して企画しました。

虹のひろば

  8月5日午後、「ヒロシマ虹のひろば(※)」を開催しました。

 オープニングは中野力 トリオによる、平和な未来への想いを込めたジャズの演奏で始まりました。

 来賓あいさつでは、広島市の松井一實市長は「こんな思いをもう誰にもさせてはならないという被爆者の思いを自分の思いとして受け止めていただき、日常生活の中で、平和への思いを共有すること、そういう文化を根付かせていくことが重要です。核兵器廃絶とその先にある恒久平和の実現にむけて共に歩みを進めましょう」と述べ、長崎市の田上富久市長は「核兵器のない世界の実現は、被爆地である私たちの、そして世界の人々の悲願であり使命です。核兵器廃絶を願う、志を同じくする大切な仲間として共に平和への道を歩んでいきましょう」と訴えました。

 主催者を代表し、日本生協連代表理事会長 土屋敏夫は「被爆の証言を直接聞くことのできる時間はそれほど残されていません。私たち、そして若い世代が広島の思いをいかに継承していくかが大きな課題です。みなさんが平和について考え、周りの人に伝えていただくことを願っています」とあいさつの言葉を述べました。

 その後、切明千枝子さんによる被爆の証言、広島県内の大学生・高校生による平和の取り組みが、動画やインタビューなどで紹介されました。

 そして最後に、二度と広島や長崎のような悲惨な出来事が起きることがないよう平和を願い、生協ひろしま虹のコーラスのみなさんによる合唱で締めくくりました。

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広島市 松井市長のごあいさつ
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長崎市 田上市長のごあいさつ
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切明千枝子さんによる被爆証言
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安田女子大学による大書パフォーマンス作品の披露

「ヒロシマ虹のひろば」で紹介された、広島市立基町高等学校 創造表現コースで2021年に作成された「原爆の絵」は、特設ポータルサイト内のページで特別に公開しています(2021年9月30日まで)。

※ピースアクションの一企画。例年は原爆についての展示、ステージでの地元の学生による平和の取り組み紹介や、平和への祈りを込めた歌唱などが行われています。

分科会

 ライブ配信や事前収録動画の公開を含む合計6企画を実施しました。今年は、被爆者から証言を聴くオンライン証言会、被爆者の被爆体験や平和への想いを継承し伝える「被爆体験伝承講話」、被爆体験詩の朗読会、広島の遺構・慰霊碑について学ぶオンライン碑めぐりのほか、東京大学の渡邉英徳教授と田村賢哉さんによる「デジタルアーカイブで記憶を未来へ ~大学の研究チームと学ぶ新しい「記憶の継承」~」などをテーマにした企画を実施しました。

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東京大学教授の渡邉英徳さんによるデジタルアーカイブの説明
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「被爆体験伝承者」沖吉幸子さんの講話

 日本生協連と全国の生協は、「ピースアクション」などの平和の取り組みを通じて、核兵器の廃絶と、平和な社会の実現を目指します。