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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2020年08月19日

2020ピースアクションinヒロシマを開催しました

 2020年8月4日~5日の2日間、広島県生協連と日本生協連の共催で「2020ピースアクションinヒロシマ」を開催しました。8月7日~8日開催の「2020ピースアクションinナガサキ」と合わせ、全国から100生協のべ6,000人が参加しました。今年度は新型コロナウイルス感染防止のため、現地への参集に替わり、動画配信・オンラインを活用した形式で開催しました。

 被爆から75年を迎えた今年は、「ヒロシマの心をあなたへ ~被爆75年 平和への祈り~」をテーマに、「ヒロシマ」だからこそ感じる被爆者の想いを知り、未来・次世代に平和な世界をつなげるために、私たち一人ひとりが行動することをめざして企画しました。

虹のひろば

 8月5日午後、「ヒロシマ虹のひろば(※)」を開催しました。

 オープニングの安田女子大学文学部書道学科による大書パフォーマンスでは、過去と未来をテーマにした2つの大書作成の様子が上映されました。

 来賓あいさつでは、広島市の松井一實市長と長崎市の田上富久市長は「悲劇を繰り返すことなく、持続可能な社会をめざすために核兵器のない社会をめざしていきます」「核兵器の脅威は誰しも当事者です。コロナウイルス同様、地球全体の問題であることをご理解いただきたいと思います」と強く訴えました。主催者を代表し、日本生協連会長 本田英一は、「被爆者の皆さんの声を聴くことは、核兵器廃絶のための第一歩である。オンライン証言会のような新しいチャレンジを積み重ね、被爆者の想いを受け継ぎ、広げていきましょう」と述べました。

 その後、平和のためのヒロシマ通訳グループ(HIP)代表の小倉桂子さんによる被爆の証言、映像で75年の歩みを振り返る「ヒロシマの心をあなたへ~被爆75年平和への祈り~」や、広島県内の高校生による平和の取り組みの紹介とメッセージの動画が上映されました。

 そして最後に、二度と広島や長崎のような悲惨な出来事が起きることがないよう平和を願い、比治山女子中学高等学校吹奏楽部による演奏で締めくくりました。

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広島市の松井市長ごあいさつ
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長崎市の田上市長ごあいさつ
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安田女子大学による大書パフォーマンス
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広島市立基町高校の高校生から活動紹介とメッセージ


※ピースアクションの一企画。例年は原爆についての展示、ステージでの演劇や平和への祈りを込めた歌唱などが行われています。

分科会

 合計6企画を実施しました。被爆者から証言を聴くオンライン証言会、広島の遺構・慰霊碑について解説動画を交えて学ぶオンライン碑めぐりのほか、東京大学の渡邉英徳教授と庭田杏珠さんによる「『ヒロシマ・アーカイブ』と『記憶の解凍』 アート・テクノロジーを活かしたあたらしい記憶の継承」など継承をテーマにした企画も実施しました。

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庭田杏珠さん「記憶の解凍プロジェクトの紹介」
広島レストハウスからの中継
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新谷 美樹子さん「オンライン碑めぐり」

 日本生協連と全国の生協は、「ピースアクション」などの平和の取り組みを通じて、核兵器の廃絶と、平和な社会の実現を目指します。