2018年08月28日
2018ピースアクションinナガサキを開催しました
虹のひろば
8月8日午後、長崎市民会館文化ホールで、「ナガサキ虹のひろば(※)」を開催しました。
私立長崎女子高校 龍踊部による龍踊りで幕が開きました。続いて、長崎市の田上富久市長から「核兵器廃絶にむけて市民社会の力の結集が大切である」とのごあいさつがありました。主催者代表として、日本生協連専務理事 和田寿昭は「核なき世界の実現にむけて、これからも地域の様々な団体と連携しながら、市民の思いを国際社会に訴えていきましょう」と述べました。
その後、リレートークでは長崎原爆被災者協議会(略称:長崎被災協)の田中重光会長による被爆証言、被爆からしばらくした後に撮影された長崎市内の様子、2017年8月に亡くなられた谷口稜曄さんの生前最後のビデオメッセージ、長崎被災協の柿田富美枝事務局長によるヒバクシャ国際署名の取り組み報告、被爆体験を語り継ぐ「永遠の会」による朗読と地元・長崎からさまざまな報告がありました。
フィナーレでは「2018子ども平和会議inナガサキ」の取り組み紹介とアピール文の発表、そして被爆者歌う会「ひまわり」による合唱で締めくくられました。
※ピースアクションの一企画。原爆についての展示、ステージでの演劇や平和への祈りを込めた歌唱などが行われる。
分科会
8月7日~8日の期間中、合計10の分科会を実施しました。生協平和のまち歩きでは「原爆投下中心地から浦上天主堂コース」や「山王神社コース」、「平和公園散策コース」など、原爆の恐ろしさが分かる遺構や慰霊碑を見学しました。
そのほか、被爆者からお話を聴く「証言と紙芝居」、「大塚さんに聴く被爆の証言」、「城臺さんに聴く被爆の証言」の3企画を実施しました。
未来を担う子どもたちが、平和について考えるきっかけづくりとして「2018子ども平和会議inナガサキ」を企画しました。当日は小学校3年生から高校3年生まで35人が参加しました。子どもたちは、事前に地元で学んできた被爆・戦争体験談をもとに「戦争や核兵器の使用など、争い事を無くすために私たちができること」をテーマに話し合いました。平和へのアピールでは、争いごとをなくすために「相手を認め自分のことだけを考えない、信頼を深め話し合うこと」が大切であることや、73年前のような出来事を二度と起こさないために「原爆の歴史や核兵器の恐ろしさについて学び、平和活動に積極的に参加すること」などをまとめ、虹のひろばで発表しました。
日本生協連と全国の生協は、「ピースアクション」などの平和の取り組みを通じて、核兵器の廃絶と、平和な社会の実現を目指します。