2018年08月07日
子どもの未来アンバサダー講習会を開催しました ~貧困問題について地域で学ぶ機会を創出し、理解を広げます~
日本生協連は、2018年4月に開催しました「子どもの未来アクション」キックオフイベントを受けて、子どもの未来アンバサダー講習会を開催しました。「子どもの未来アクション」は、日本生協連が2016年度に開催した「子どもの貧困」に関する研究会の提言を受けて取り組むもので、貧困をはじめとする子どもの問題を社会の問題としてとらえ、学び、考えることから共感の輪を広げていく運動です。子どもの未来アンバサダー講習会は、そのための学習活動を行う方を対象とした講習会で、多くの方が学習活動を進めていくきっかけとして、7月に全国5カ所で開催しました。
7月26日に開催された東京会場では91人の参加がありました。日本生協連の開会あいさつのあと、NPO法人 新座子育てネットワーク代表の坂本純子様より、学習活動を行う際の学習ツールのポイントレクチャーと模擬学習会が行われました。学習時間に応じた教材の使い方やレクチャーの仕方を学ぶことで、教え方のコツをつかむとともに、子どもの貧困問題への理解も深めることができました。続いて、新座市 福祉の里児童センター館長代理の青砥裕子様より取り組み事例が紹介され、地域とつながりながらの活動や現状の課題を率直にお話しいただきました。最後に参加者同士で、今後の学習企画を考えるワークショップを行い、内容を発表しあいました。
学習会は、東京以外にも博多、岡山、仙台、大阪の全国5カ所で開催され、のべ309人が参加し、アンバサダーとしての第一歩をスタートしています。2019年2月にはアンバサダー同士の交流会を開催し、活動の成果を共有する予定です。
日本生協連は、助け合いの組織として、他団体と協力しながら子どもの貧困問題について積極的に取り組んでまいります。