2018年04月25日
子どもの未来アクション キックオフイベントを開催しました
日本生協連は、2018年4月18日、子どもの未来アクション キックオフイベントを東京都内で165名の参加により開催しました。
「子どもの未来アクション」は、日本生協連が2016年度に開催した「子どもの貧困」に関する研究会の提言を受けて取り組むもので、貧困をはじめとする子どもの問題を社会の問題としてとらえ、学び、考えることから共感の輪を広げていく運動です。
当日は、「問われる大人たち、子どもの貧困問題をめぐって」をテーマにしたシンポジウムが行われました。パネリストとして、立教大学コミュニティ福祉学部教授 湯澤 直美さん、NPO法人パノラマ理事 鈴木 晶子さん、日本生活協同組合連合会 組織推進本部長 二村睦子が登壇し、子どもの貧困の現状や大人の関わり方などについて意見交換しました。
また、参加者が少人数に分かれたテーブルで自由に対話を行い、ときどき他のテーブルとメンバーをシャッフルしながら話し合いを発展させていく「ワールド・カフェ」を開催しました。株式会社HRT 代表取締役 大川 恒さんに進行いただき、「子どもの未来を考えよう」をテーマにするなかで、子どもの貧困への問題意識や自分が出来ることを話し合い、それぞれのアウトプットを報告しました。
イベント最後のキックオフ提言では、NPO法人こどもソーシャルワークセンター 理事長で、子どもの未来アクション推進検討委員でもある幸重 忠孝さんが「子どもの問題を学習する場が広がるのは良いこと。多くの人を巻き込んだ取り組みになって欲しい」と呼びかけました。
日本生協連は、助け合いの組織として、他団体と協力しながら子どもの貧困問題について積極的に取り組んでまいります。