2017年03月23日
「子どもの貧困」に関する研究会報告書
『「貧困」の連鎖をなくしていくために生協ができること~子どもをひとりぼっちにしない地域づくり~』をまとめました
日本生協連は、2016年8月から「子どもの貧困」に関する研究会を立ち上げ、事例の研究と議論を行ってきました。このたび、この問題への生協としての関わり方を整理し、研究会報告書として『「貧困」の連鎖をなくしていくために生協ができること~子どもをひとりぼっちにしない地域づくり~』をとりまとめましたのでご案内します。
研究会の中では、子どもの貧困は経済的な貧しさだけでなく、地域からの孤立を伴うこと、日常生活の中で貧しい・困っている状態が見えにくくなっていることなどがわかってきました。また、すでにこの問題に取り組んでいる諸団体の方々から、地域での取り組みの実態や生協への期待についても伺いました。
本報告書では、子どもの貧困問題を地域の課題の一つととらえ、生協としてできる取り組みとして、「子どもの貧困問題の現状を知らせる、地域の状況を理解する人を増やす」「地域での活動と連携して生協の強みを発揮する」「地域での総合的な支援のネットワークづくりを進める」の3つを全国の生協に提言しています。
日本生協連は、今後も助け合いの組織として、生協としての課題を検討してまいります。
研究会報告書『「貧困」の連鎖をなくしていくために生協ができること~子どもをひとりぼっちにしない地域づくり~』は、こちら(PDF:3.2MB)