2014年09月24日
日本生協連と東北の3生協 木質バイオマス発電事業への出資を決定 ~発電から消費まで携わることで、再生可能エネルギーの普及促進をめざす~
日本生協連と、いわて生協、みやぎ生協、コープ東北サンネット事業連合(本部・仙台市)の四者は、2014年9月24日、日本紙パルプ商事株式会社(代表取締役社長・野口憲三)と新エネルギー開発株式会社(代表取締役・髙橋伸也)の共同出資事業会社である、株式会社野田バイオパワーJPへの出資を決定いたしました。
日本生協連は、原子力発電に頼らないエネルギー政策の実現と持続可能な社会をめざす立場から、全国7カ所の物流施設に太陽光発電設備の設置を進めてまいりました。さらに再生可能エネルギーの発電と利用を一体的に推進するため、2014年6月、自家需要をまかなう新電力会社(PPS※)(株)地球クラブを設立しました。
※ Power Producer and Supplierの略。一般電気事業者(電力会社)以外で、50 kW以上の高圧電力を必要とする大口需要家に対し電気の小売り供給を行う事業者。
今回の(株)野田バイオパワーJPへの出資を通して、(株)地球クラブでは再生可能エネルギー電力の安定調達を行い、日本生協連事業所などへの供給を行います。また東北の3生協も(株)野田バイオパワーJPへの出資を通して、電力事業に参加します。
日本生協連ではこれからも、太陽光発電やバイオマス発電などを積極的に活用し、再生可能エネルギーのさらなる普及促進をめざしてまいります。
〈出資先概要〉 | ||
社名 | : | 株式会社 野田バイオパワーJP |
所在地 | : | 岩手県九戸郡野田村大字野田14地割67番地1 |
発電概要 | : |
木質バイオマス発電・出力1万4,000kW 年間総発電量9,648万kWh(一般家庭約2万6,800世帯の年間使用量に相当) |
使用燃料 | : | 未利用材、樹皮、剪定枝、パームヤシの種殻など、年間約14万トン |
同調達先 | : | 野田村森林組合、岩手県内の森林組合および林業者ほか |
資本金 | : | 5億2,000万円 |
資本構成 | : |
日本紙パルプ商事株式会社 70% 新エネルギー開発株式会社 20% 生協四者計 10%(内訳:日本生協連 9%、東北3生協計 1%) |
売電収入 | : | 年間約26億円(見込) |
発電開始 | : | 2016年4月(予定) |
☆プレスリリース全文は、こちら(PDF:214KB)
☆日本生協連 新電力会社(PPS)「地球クラブ」設立については、こちら
☆2013年度 日本生協連の太陽光発電実績は、こちら