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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2023年05月23日

日本生協連、全国の生協とSDGsの取り組みを加速
「コープサステナブルアクション」を展開
~5つのコンテンツから環境や社会問題について
「知り」「学び」「アクションする」~

 日本生協連は、全国各地の生協と「コープサステナブルアクション」を5月23日から展開します。

 これまで、日本生協連ではSDGsの実現に向けて、全国の生協で推進する「生協の2030環境・サステナビリティ政策※」のもと、様々な取り組みを行ってきました。「コープサステナブルアクション」は、5つのコンテンツを通じて、全国の生協とともに環境や社会問題について「知り」「学び」「アクションする」仲間を増やし、持続可能(サステナブル)な世界の実現を目指す取り組みです。

※2021年5月19日発表プレスリリース

全国の生協が持続可能な社会の実現に向け「生協の2030環境・サステナビリティ政策」を策定

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ロゴマーク
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特設サイト キービジュアル

コープサステナブルアクション展開の背景

 日本生協連と全国の生協は「生協の2030環境・サステナビリティ政策」で定めた5つの数値目標の達成に向けた取り組みをおこなってきました。これまで事業活動等を通じてCO2排出量の削減や再生可能エネルギーの開発などに積極的に取り組み、課題は残るものの、一定の成果を得てきました。

 SDGsの実現に向けては市民一人ひとりが具体的に行動を変化させていくことが重要です。これまでの取り組みに加えて、全国で約3000万人の組合員が参加する協同組合組織としての役割と責任を一層果たすため、このたび本アクションを展開することとなりました。

 1997年に定めた『生協の21世紀理念』では「自立した市民の協同の力で 人間らしいくらしの創造と 持続可能な社会の実現」を謳っており、持続可能な社会の実現は生協の存在意義ともいえます。

 多くの人がサステナブルな行動を実践するきっかけとなるように、全国の生協が一斉にコープサステナブルアクションに取り組みます。

コープサステナブルアクション 5つのコンテンツ

アクション

●見つけよう!コープいきもの探しクエスト 2023年6月1日~10月31日

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いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」内で“クエスト”と呼ばれるイベントを実施。ゲームのような感覚で、出会った動植物の画像を投稿すると、地図上に表示される仕組みです。時期、地点、種名などのデータが蓄積され、気候変動による影響調査や生物多様性の保全などに役立てられます。生協が長年組合員らと行っている環境保全活動の幅を広げる新しい取り組みとして実施します。コープいきものマップの公開は2023年6月1日~2024年3月末までです。

●目指せ!サスシェフコンテスト 2023年6月1日~8月31日

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審査委員長:冷凍生活アドバイザー 西川 剛史氏


「食品ロス」「省エネルギー」「認証ラベル食材の使用」いずれかをポイントに作られた、サステナブルを意識したレシピアイデアを募集します。審査の結果、サステナブルなレシピアイデアに選ばれると、専門家監修のもと本格的なレシピになり、サスシェフレシピとして、特設サイト内で紹介されます。審査委員長は“冷凍王子”こと冷凍生活アドバイザー西川剛史氏が務めます。結果発表は2023年内を予定しています。

知る・学ぶ

●どこにある?サステナブル 2023年5月23日~2026年3月末

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日々の暮らしの中にあるサステナブルな事例を「家の中」「外出中」「お店の中」の3シーンごとに紹介します。サステナブルはむずかしいことではなく、身近な存在であることに気づくきっかけをつくります。

●サステナブルを学ぼう!サステナブル博士の部屋 2023年5月23日~2026年3月末

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4つのテーマ「エシカル」「脱炭素社会」「循環型社会」「生物多様性」について、動画やワークシートをはじめとする各種学習ツールを提供します。(資料監修:WWFジャパン、国立環境研究所・江守正多氏、田崎智宏氏)

●動画で学ぼう!SDGsのじかん

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環境やサステナビリティに関するテーマについて、オンラインで工場見学や学習講演などを開催します。期間中に2時間程度の企画を3回(6月9日、8月23日、10月)開催し、終了後にはYouTubeにてアーカイブ動画を公開します。(2026年3月末まで)

全国生協のサステナビリティ活動進捗

 全国の生協で取り組んでいる「生協の2030環境・サステナビリティ政策」は、「すべての人々が人間らしく生きられる豊かな地球を、未来のこどもたちへ」というスローガンのもと、「10の行動指針」と「5つの数値目標」、そして「18のモニタリング指標」で構成されています。その中から「5つの数値目標」に対する2022年度の到達点(進捗状況)を報告します。

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 温室効果ガス削減や再生可能エネルギーの開発目標は順調に進んでいます。プラスチック削減、紙使用量の削減、食品廃棄物の削減に関しては、目標設定時より供給が増加したことも影響し、数値が増加しています。なお、供給高1億円をつくるための使用量(原単位)でみると全体的に削減傾向にあります。

 これらの目標の実現には、組合員の協力が不可欠です。コープサステナブルアクションを通じて、全国の生協役職員と組合員がサステナブルな取り組みを強めることで、目標達成を目指します。

 日本生協連は、全国の生協とともに、組合員をはじめとする様々なステークホルダーと協働しながらサステナブルな世界の実現を目指します。