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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2018年09月20日

<豪雨被災地支援 生協職員の活動報告>
広島の支援拠点が広島市安芸区から安芸郡坂町に
~各地でお見舞い訪問や取引先応援を継続~

 西日本地域に甚大な被害をもたらした「平成30年(2018年)7月豪雨」により、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 日本生協連は、現地の地域生協、県ごとの生活協同組合連合会とともに、被災地支援に向けた活動を行っており、現在は、豪雨直後の緊急物資支援に続き、生協職員による人的支援を継続的に実施しています。

 その中から各地域生協でのボランティア派遣やその他の活動の一部をお知らせいたします。今回は、広島の支援拠点を広島市安芸区から安芸郡坂町に移行、福井県民生協から2,800枚のタオルがおかやまコープを通じて総社市にお届け、おかやまコープによる地元取引先へのお見舞い訪問などの話題をお伝えします。

広島の支援拠点が広島市安芸区から安芸郡坂町に

 7月6日の発災から2カ月が経過しましたが、広島では、今なお36カ所の避難所に343人(8月31日現在)の避難者が身を寄せています。交通機関では、JRの8区間がまだ不通で、広島呉道路の通行止めは、11月復旧を目標に工事がすすめられている状況です。

 全半壊や浸水した住宅は約1万5,000棟に上り、広島県と各市町では「みなし仮設住宅」や公営住宅など約4,000戸を用意し、これまで約890世帯の入居が進んでいます。また209戸(呉市80戸、三原市31戸、坂町98戸)の仮設住宅の整備も進められています。

 安芸区災害ボランティアセンターは、地域内4カ所のサテライトの閉所によりスタッフが充足し、看護師の対応範囲も規模を縮小することになりました。そこで、全国の生協が協力して行う支援活動の拠点を安芸郡坂町小屋浦サテライトに移すこととしました。

 坂町では9月6日現在、7つの避難所に113人が身を寄せており、今もなお土砂が堆積して、多くのボランティアを必要としている家が多数あります。9月も引き続き、広島への作業ボランティア活動参加の呼びかけを行い、県内の生協(生協ひろしまやコープCSネット)だけでなく、エフコープ、生協くまもと、生協しまね、生活クラブ風の村、コープふくしま、大阪府生協連、おおさかパルコープなど県外の生協からも支援活動に参加しています。

坂町小屋浦サテライト
坂町小屋浦サテライト
塀の高さまで堆積した土砂
塀の高さまで堆積した土砂

福井県民生協から2,800枚のタオルが総社市に(福井県民生協、おかやまコープ)

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ダンボール52箱に入ったタオルを生協のトラックでお届け

 「西日本豪雨で被災された皆さんのために」と福井県民生活協同組合よりタオル2,800枚がおかやまコープに届けられました。タオルは、7月10日~末日まで、福井県民生協店舗に組合員から寄せられたものです。

 9月3日、おかやまコープ 東裕子エリア理事ら3人が総社市役所を訪れ、片岡聡一総社市長にタオルをお渡ししました。

おかやまコープが地元取引先にお見舞い訪問(おかやまコープ)

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目録をお渡しする東エリア理事(左)と山辺代表取締役

 9月7日、おかやまコープ 東裕子エリア理事ら2人が、このたびの豪雨災害により被害を受けた、有限会社自然村(総社市)を訪問しました。おかやまコープに「再仕込みみそ」を供給いただいている同社では、今回の災害で約1m浸水したとのことですが、懸命な復旧作業により約10日で製造再開し、現在通常どおり営業できているとのことでした。

 東エリア理事から、山辺啓三代表取締役にお見舞いと組合員からの応援メッセージをお渡し、「応援がありがたいです」と大変喜んでいただきました。

 

 日本生協連と全国各地の生協では、今後も、被災地域の皆さまのくらしの一日も早い復旧に向けて支援活動を進めてまいります。