2017年07月03日
「ヒバクシャ国際署名」各地の生協で取り組み広まる ~29生協、20万5,306筆の署名を核兵器禁止条約交渉会議で提出~
日本生協連は、全国の生協に「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(以下、ヒバクシャ国際署名)を呼びかけています。
ヒバクシャ国際署名は、被爆者9人からの呼びかけを受けて、計40の市民団体が参加する「ヒバクシャ国際署名推進連絡会」(以下、推進連絡会)が主体となって2016年4月から取り組まれています。核兵器廃絶に向けた市民社会の想いを伝えるため、2020年秋の国連総会まで毎年提出していく予定です。創立宣言に「平和とよりよい生活のために」を掲げる日本生協連もこの趣旨に賛同し、2016年から推進連絡会に参加しています。
2017年3月に国連で開催された「核兵器禁止条約」交渉会議の際に、会議議長が面会した被爆者に対し「ぜひ6月からの会議に署名を届けて欲しい」との要請を行い、推進連絡会は参加団体に6月の交渉会議への署名提出を呼びかけました。
日本生協連も各地の生協と連携しながら署名活動に取り組み、6月2日までに合計29の生協から、20万5,306筆の署名が集まりました。これら生協集約分も含め、今回集まった各団体の署名総数296万3,889筆の署名目録を持って、被爆者4人が6月15日からニューヨークの国連本部で開催されている「核兵器禁止条約」交渉会議に参加し、6月16日(現地時間)に会議議長に提出しました。
広島・長崎の原爆の日に合わせて署名活動する生協もあり、今回提出の29生協も含め、全国の生協で署名の取り組みが広まっています。
日本生協連と各地の生協では、毎年8月に広島・長崎で開催するイベント「ピースアクション」をはじめ、被爆体験や戦争の体験を次世代に引き継ぐ取り組みを今後も進めてまいります。