2016年11月02日
日本生協連「わが家の電気・ガス料金しらべ」報告書 “電気使用量ピーク時”2016年8月集計を発表
日本生協連では、「わが家の電気・ガス料金しらべ」の2016年8月集計分を取りまとめましたのでご報告いたします。
2016年7月(5月集計分)に続き今回2回目となる当報告書(有効回答数:1,890)は、2016年4月の電気小売事業の全面自由化、2017年4月からの都市ガス小売事業自由化を踏まえ、組合員が現在支払っている電気・ガス料金や電力会社の切り替え動向などを調査したものです。
今回の調査の中で、ガス料金については「都市ガスとLPガスの料金を比較すると月平均でLPガスの方が1,156円高い」、「LPガスの料金は家庭によって大きな差がある」、「LPガスの料金を住宅別で比較すると集合住宅のほうが戸建住宅よりも月平均で1,215円高い」などが明らかになりました。
調査詳細については、「わが家の電気・ガス料金しらべ(8月分)」報告書をご覧ください。
「わが家の電気・ガス料金しらべ」(2016年8月集計)のトピック
◆電力会社の切り替え状況
- 2016年4月の電力自由化以降、電力会社を切り替えた方は7.3%と前回調査から3.6ポイント増加しています。
- 実際に切り換えた家庭が増加した一方で「切り換えたいが検討中」(24.1%)は8.6ポイント減少。自由化開始後4カ月を経ましたが、「エリアにより選択肢が少ない」、「プランの選択が複雑」などの声が自由回答であがっています。
◆ガス料金の特徴
- 8月に支払った都市ガスとLPガス料金を比較したところ都市ガス平均料金「3,207円」、LPガス同「4,363円」とLPガスの料金が1,156円高いことが明らかになりました。また、LPガスの料金については、各家庭によりその分布に大きな幅があることがわかりました。
- LPガスの平均料金を住宅別に比較すると、集合住宅平均料金「5,274円」、戸建住宅同「4,059円」と集合住宅の方が支払う料金が1,215円高いという結果となりました。
なお、日本生協連は、本調査などを踏まえ2016年10月18日、経済産業大臣に「家庭用LPガスの料金透明化等に関わる要望書」を提出いたしました。要望の内容につきましては、こちらをご参照下さい。