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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2025年06月24日

プライド月間にLGBTQへの理解促進と多様性を尊重する社会の実現に向けた取り組みを実施しました

 日本生協連は、2025年6月の「プライド月間(Pride Month)」に合わせ、LGBTQの理解を深め、多様性を尊重する社会の実現を目指すための様々な取り組みを実施しました。

 日本の生協の2030ビジョンの1つである「組合員と生協で働く誰もが活き活きと輝く生協」を目指し、多様性を包摂する社会の実現に向けた活動を行っています。また、コープSDGs行動宣言の「ジェンダー平等(男女平等)と多様な人々が共生できる社会づくり」に基づき、多様な人々が認め合い尊重し合うことで、職員一人一人が力を発揮できる組織づくりを推進しています。

 2025年のプライド月間においては、日本生協連の役職員一人ひとりがLGBTQについて正しく理解し、それぞれが持つ個性や価値観を尊重し合うことの重要性を再認識する機会となるよう、以下の取り組みを展開しています。

主な取り組み

1. 役職員向け学習機会の提供と情報発信
 誰もが安心して働ける環境の実現を目指して、LGBTQに関する基礎知識や職場における多様性への配慮に関する学習会を実施しました。
 学習会では、LGBTQ当事者である職員から、多様な価値観を持った役職員の尊重や、安心して働くことができる職場を形成するうえで、役職員がLGBTQ当事者を支援する役割の「アライ(Ally)」を表明することの重要性について話しました。また、プライド月間に関する情報を役職員に発信しています。
アライ(Ally)とは、LGBTQ 当事者たちに共感し、寄り添いたいと考え、支援する人のこと。
2. コーププラザでのプライド装飾
 日本生協連のコーププラザ(東京都・渋谷)では、プライド月間のシンボルであるレインボーカラーを取り入れた装飾を施し、役職員や来場される方々に多様性のメッセージを伝えています。また、LGBTQに関する理解を深めるために生協職員向け内部報『CO・OP navi』の過去記事の紹介などを行いました。
3. LGBTQに対する理解・支援の輪を広げる役職員「アライ(Ally)」の募集
 「アライ(Ally)」を役職員から募集することで理解者・支援者の輪を広げています。昨年度までに154人がアライ(Ally)を表明しており、2025年6月18日現在、新たに31名がアライ(Ally)を表明しています(6月30日まで募集中)。また、LGBTQに関心がある職員の自主的コミュニティのメンバーを中心に、情報交換や自主学習会の実施、他社のアライ(Ally)団体との交流、イベントへの参加などを行っています。

 さらに日本生協連では、性的マイノリティである職員が、その人らしく安心して力を発揮でき、働き続けられる職場環境と組織風土を作るため、2022年4月より、福利厚生制度の適用条件を同性パートナーおよびその家族にも拡大しています。これにより、異性同性を問わず事実上婚姻と同様の関係にある場合には慶弔休暇や育児・介護休業、単身赴任などについて、適用が認められています。

 日本生協連は、今後も多様な背景を持つ人々が共生できる地域社会づくりに向けて、活動を継続してまいります。