ページ内を移動するためのリンクです

日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2023年07月11日

誰ひとり取り残さない持続可能な社会の実現をめざして ~内閣府の「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」に参加~

announcement_20230711_01_01.jpg

 生協(生活協同組合)は、消費者一人ひとりが組合員となって参加し、利用し、運営する全国約3,000万人の協同の力で成り立つ組織です。男性組合員の参加も増えつつありますが、現時点では圧倒的に女性組合員の参加によって運営されています。

 全国の生協は、ふだんのくらしを支える購買事業、もしもの時のたすけあいの心を制度化した共済事業、利用者の尊厳を重視した福祉・介護事業、などの重点的な事業展開の他、地域社会やくらしに関わる様々な課題に対して、生活者の声、願いをもとに、様々な団体と協力しながら、その課題解決に取り組んでいます。

 日本生協連は全国連合会組織として、全国各地の生協が事業・活動を進めるにあたってのサポートや、生協のさまざまな取り組みを社会に発信する役割を担っています。

 SDGsの理念・目標は、これまで生協が大切にし、実践を積み重ねてきたことに合致しています。あらためてその意義を確認し、SDGsの実現に向けて、さらに取り組みを加速させていくために、2018年には全国の生協で「コープSDGs行動宣言」を総会・特別アピールとして採択しました。宣言の重点項目に、「ジェンダー平等と多様な人々が共生できる社会づくりの推進」を掲げています。この実現には、当事者意識をもって、自組織において積極的な推進をはかるとともに、他の企業や団体での成功事例から学ぶことで、さらに取り組みを進化させていくことが必要と考えています。このような認識を踏まえて、内閣府の「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」に参加することにしました。

 日本生協連のダイバーシティ&インクルージョン(D&I)は、一人ひとりの違いを尊重しながら、全ての役職員一人ひとりが強みを発揮することで相乗効果を生み出し、チームで新たな価値を創出することをめざしています。具体的には、「ダイバーシティマネジメント」として、管理職の意識変革やチームワークづくり。「女性活躍推進」として、数値目標の設定と様々な制度の充実。「両立支援」として、仕事と生活のバランスの実現にむけてサポートし合える風土づくり。「LGBTQの理解促進」として、制度の改定と職場での理解を促進。これらをバランス良く推進していくことをめざしています。

 誰一人取り残さない持続可能な社会の実現をめざすSDGs、そして日本の生協の2030年ビジョン「つながる力で未来をつくる」に向け、D&Iをその中心に据えて、コミットしてまいります。

2023年7月

代表理事統括専務 嶋田 裕之