2023年01月13日
「CO・OPコアノン スマイルスクールプロジェクト」
第12期の寄付金贈呈式を開催しました
日本生協連は、2010年11月から「CO・OPコアノン スマイルスクールプロジェクト」を実施しています。このプロジェクトは、トイレットペーパー「CO・OPコアノンロール」や「CO・OPワンタッチ芯までロール」などを1パックご購入いただくごとに1円を積み立て、ユニセフを通じて、アフリカのアンゴラ共和国で「子どもにやさしい学校づくり」を支援するために使われます。
このプロジェクトの第12期(2021年11月1日~2022年10月31日)では、各地の生協が宅配カタログの紙面や店舗での利用を呼びかけ、「CO・OPコアノンロール」や「CO・OPワンタッチ芯までロール」などを合計約1,068万パックご利用いただきました。ご協力いただいたみなさまに感謝いたします。
2022年12月22日、第12期募金贈呈式を品川のユニセフハウス1階ホールで開催しました。本プロジェクトに賛同いただいているコアノン会(コアノンロール製造7社の集まり)と春日製紙工業株式会社から代表者が参加する中、日本ユニセフ協会 早水研専務理事に目録を贈呈しました。この1年間で約1,430万円の寄付金が集まりました(日本生協連補填含む)。
開式にあたり、日本生協連代表理事専務の嶋田裕之は、「このプロジェクトを始めて12期となりました。この間の募金は総額1億4,000万円に達しようとしており、アンゴラの小学校に水の施設や教育の向上などの支援を続けることができました。残念ながら、コロナ禍によりアンゴラ指定募金の成果を確認するためのスタディツアーは開催できませんでしたが、オンラインという新しい世界が当たり前になったことにより、ユニセフ学習会では、講師が外国から参加してくれるようになりました。いずれアンゴラからこの贈呈式に参加してくれるかもしれません。今回の支援を通じて、アンゴラの学校で学んだ子どもたちが、いつか国を担う若者となることを願います」と述べました。
参加したお取引先を代表して、コアレックス道栄株式会社 代表取締役社長の小林昌志様より、「製紙業界では、原料の不足やエネルギーの高騰など、厳しい状況が続いていますが、アンゴラでは戦争が終わってまだ20年しか経っていないということもあり、継続して支援していきたいと思っています。来年はコアノンも40周年を迎えます。引き続きがんばっていきます」とご挨拶がありました。
日本ユニセフ協会 早水研専務理事からは、「第12期もアンゴラの子どもたちへの多額のご支援をいただき感謝いたします。アンゴラはコロナ禍による休校措置がとられていましたが、2021年4月に全学年の授業が対面式に移行しました。この間、多くの学校で授業が遅れてしまったため、遅れを取り戻す指導法を学ぶ研修を教員や校長向けに行い、読み書きができる生徒が増えたとの報告も受けています。一方でアンゴラ全体では子どもの4人に1人が学校に通えず、まだまだ解決しなければならない状況が多々残っています。引き続きご支援、ご協力を賜りたいと思います」とお礼の言葉をいただきました。
日本生協連と日本ユニセフ協会は、本プロジェクトを2025年10月まで継続することに合意しています。今後も、1.学校への適切な給水・衛生施設の設置、衛生教育の研修の実施、2.子どもを中心とした教育に関する教員研修の実施、3.学校運営強化・地域参加促進のための研修実施と学校改善計画の整備、という目標を持ち、アンゴラの「子どもにやさしい学校づくり」を支援する予定です。