2022年07月12日
「第100回国際協同組合デー記念中央集会」がハイブリッド形式で開催されました
2022年7月4日、「第100回国際協同組合デー記念中央集会」が、一般社団法人日本協同組合連携機構(略称:JCA)の主催で、実会場とオンライン配信を融合したハイブリッド形式で開催されました。協同組合関係者など179人が実参加し、オンライン参加者は273人でした。
今年は「協同組合のアイデンティティを学び・活かす」をテーマに、協同組合のアイデンティティ(定義・価値・原則)について理解を深めました。動画の学習資料を視聴したのち、3名の協同組合関係者から事例報告があり、続いてパネルディスカッションが行われました。
事例報告では、はじめに、JAおちいまばり代表理事理事長 渡部浩忠さんから、「JAおちいまばり 協同の歩み ~協同組合として私たちが果たすべき役割~」と題して、個々の協同組合原則や定義に沿った形で、準組合員女性の経営管理委員への登用、漁協との祭りの共同開催など、この間の取り組みについて報告がありました。
次に、コープこうべ常務理事 中川寿子さんから、「『コープのあるまち 協同のあるくらし』をめざして」のテーマで、買い物に困難を抱える組合員への支援の取り組み(移動店舗や「買いもん行こカー」と呼ばれる買い物送迎車)や、単身世帯の増加に対応した組合員同士の助け合い活動などについて報告がありました。
労協センター事業団仙台地域福祉事業所けやきの杜所長 瀬戸理音さんからは、「協同組合のアイデンティティ ~私たちの原点を確認し、その具体化を探る~」と題して、居場所事業「みんなのBASE」を立ち上げたいきさつや現状、労働者協同組合としてそこで働く組合員の成長を支えていくことの大切さなどが報告されました。
続くパネルディスカッションでは、各事例報告についてさらに深く議論を交わし、最後に会場・オンラインともに参加者同士の意見交換会が行われました。