2022年06月17日
日本生協連 第72回通常総会 開催報告 2022年度事業計画などの全議案を可決しました
日本生協連は、2022年6月17日、東京都内で第72回通常総会を開催しました。
新型コロナウイルス感染の影響を考慮し、実参加をいただきながらも書面議決中心での開催としました。
総会代議員定数656名に対し、655名(実出席150名、委任出席0名、書面出席505名)が出席し、2021年度事業報告・決算、2022年度事業計画・予算などの5議案全てが賛成多数で可決されました。
開会にあたり、日本生協連代表理事会長 土屋敏夫は、本年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻が、世界情勢を一変させ、私たちのくらしの安心に、大きな影を落としていることに触れ、「平和とよりよい生活のために」をスローガンとして取り組みを続けてきた生協として、抗議声明を発出し、人道支援の募金を中心に支援を進めていることを述べました。
また、異常気象による自然災害や巨大地震などへの備えの強化のため、全国の生協と連携し、行政や社会福祉協議会などと、平時からのパートナーシップづくりを進めていく決意を述べました。さらに、SDGsを共通言語としてさまざまなパートナーと連携し、生協ならではの役割を発揮していくことを呼びかけました。
来賓として、厚生労働省 社会・援護局長 山本麻里様にお越しいただき、後藤茂之厚生労働大臣の祝辞をご披露いただきました。また、日本協同組合連携機構(JCA)代表理事会長 中家徹様 (全国農業協同組合中央会 会長)からの動画メッセージをはじめ、多くの方々からメッセージや祝電をいただきました。
議案提案後の全体討論では、15名の代議員から発言がありました。2021年8月の大雨災害の被災地となった地域の生協からは、全国の生協・組合員からの支援に対する感謝とともに、発災時に迅速かつ被害者のニーズに的確に対応するために、日頃から顔の見える関係をつくることの重要性について発言がありました。その他、核廃絶に向けた平和の取り組みや買い物困難地域の組合員に向けて始めた新たな施策、宅配リノベーションに向けた取り組みの状況などについて報告があり、幅広いテーマで活発な議論が行われました。
<議案内容>
第1号議案 全国生協の2021年度のまとめと2022年度活動方針決定の件
第2号議案 2021年度事業報告書および決算関係書類承認の件
第3号議案 2022年度事業計画および予算決定の件
第4号議案 諸規約の一部変更の件
第5号議案 役員報酬決定の件
日本生協連 2021年度決算・財務報告は、こちら