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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2022年04月04日

ピースアクションinオキナワ ~第39回沖縄戦跡・基地めぐり~
オンライン学習講演会を開催しました

 日本生協連と沖縄県生協連は、2022年3月25日、沖縄戦の実相と現在の沖縄が抱える基地問題を学び平和について考える機会として、ピースアクションinオキナワ~第39回沖縄戦跡・基地めぐり~ オンライン学習講演会を開催しました。
 新型コロナウイルス感染拡大状況を踏まえ、昨年に引き続き今年もオンラインでの実施となりましたが、全国から49生協、539人が参加・視聴しました(当日視聴者数のみ)。

 企画前半の学習講演では、琉球大学教育学部 山口剛史教授から、クイズを交えて沖縄戦と現代の基地問題などについてお話いただきました。山口教授は、ウクライナ情勢を踏まえて「漠然とした戦争ではなく、私たちと同じ『人』が置かれている状況に想いをはせることが重要だ」と述べました。

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艦砲射撃の砲弾の破片を見せながら講演する山口教授

 後半は、米軍潜水艦による魚雷攻撃で沈没し、子どもを含む多くの民間人が犠牲となった疎開船対馬丸の生還者である平良啓子さんから、戦争体験をお話いただきました。平良さんは、一緒に乗船した家族・親族が全員犠牲となる中で、一人生き延びた壮絶な体験を振り返りながら、平和に対する強い想いを述べられました。

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疎開船対馬丸生還者の平良啓子さん

 その後、全国大学生協連学生委員・齋藤薫さんとPeace Now! Okinawa実行委員・琉球大学学生の比嘉恒晴さんから、コロナ禍において大学生がオンラインを積極的に活用しながら平和問題の学習に取り組んでいる活動をご報告いただきました。

 参加者からは、「沖縄戦をほとんど知らない状態で拝聴させいただきました。今を生きる人たちが、ウクライナの戦争をどう感じているのか?通じるものがありました。」「平良さんのおっしゃる戦争に対する気持ち、しっかり受け止めたいと思いました」「高校の修学旅行で沖縄に行ったが、親になり、このご時世に戦争やいのちについて学ぶ機会はありがたい」など、多くの感想が寄せられました。

 日本生協連と全国の生協は、今後も「ピースアクション」などの平和への取り組みを通じて、核兵器の廃絶と、平和な社会の実現を目指します。