2022年03月18日
2021年度 家庭の食事からの放射性物質摂取量調査結果
日本生協連は、2011年度から「家庭の食事からの放射性物質摂取量調査」を継続しております。2011年度から2020年度の10年間は、全国17~19都県の生協組合員のご家庭にご協力いただき、調査を継続してきました。
2021年度からは、不安や関心をお持ちの生協組合員の要望に応じて、実際の食事に含まれる放射性物質摂取量の調査を実施する方法に切り替えて、引き続き調査を継続しております。
2021年度は、生協組合員4世帯のご家庭の普段の食事2日分を検査した結果、4世帯の食事とも放射性セシウムは不検出でした。
1.調査の概要
・方法: 各家庭の2日分の食事(6食分と間食)を1サンプルとして、すべて混合し測定
・測定器: ゲルマニウム半導体検出器
・検出限界: 1Bq/kg
・測定物質: セシウム134、セシウム137、カリウム40
2.2021年度の調査結果
※原発事故に関係なく食品中に含まれる放射性カリウム(カリウム40)は、2020年度までの調査結果と同様にすべてのサンプルから検出され、過去10年間と同等のレベルでした。
※参考値としてヨウ素131も測定しましたが、すべてのサンプルで不検出でした。
3.今後の予定
2011年度より11年が経過していますが、放射性物質や内部被ばくへの不安、関心をお持ちの生協組合員がいます。
そのため日本生協連では、生協組合員の要望に応じて、引き続き、実際の食事に含まれる放射性物質摂取量の調査ができる体制を維持していきます。