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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2021年12月20日

韓国・ソウルでの国際協同組合同盟(ICA)大会に参加しました

 国際協同組合同盟(ICA)設立125周年を祝うICAソウル大会が、12月1日から12月3日にかけて、オンライン・会場参加を併用したハイブリッド形式で開催されました。本来は、2020年12月に開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大により延期されていたもので、世界各国から協同組合関係者約1,570名が参加しました。

 本大会のテーマ「協同組合のアイデンティティを深める(Deepening Our Cooperative Identity)」のもと、参加者は協同組合の定義、原則、価値を含む協同組合のアイデンティティについて改めて考えました。また、協同組合が世界の経済、社会、環境の持続可能な発展にどのように貢献できるか、各団体の取り組み報告を聞いた後に、パネルディスカッションを行い、議論を深めました。

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ICAグアルコ会長によるあいさつ

 日本生協連からは、常務理事 二村睦子とブランド戦略本部長 朝比奈まゆ子がオンラインで参加し、日本の生協の取り組みを報告しました。二村からは、日本の生協の「地球の未来を守る取り組み」について、マイバッグ運動や組合員への啓発活動、生協の再生可能エネルギーの促進活動を例に報告しました。朝比奈からは「CO・OP商品の歩みとコープサステナブルシリーズ」について取り上げ、日本の生協の倫理的なバリューチェーン管理について紹介しました。

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二村による報告の様子
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朝比奈による報告の様子
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 また、日本の他の協同組合からは、日本協同組合連携機構(JCA)の比嘉政浩代表理事専務、栗本昭特別研究員、労働者協同組合連合会の中野理理事、愛媛医療生協の原穂高氏、JA全中の中家徹会長がそれぞれ登壇しました。さらに、福島大学 食農学類 小山良太教授も登壇し、東日本大震災時の福島県での協同組合間連携について報告しました。

 日本からは多くの協同組合関係者が参加し、コロナ禍で直接の交流が難しい中、今回の大会は国際交流を促進していく貴重な機会になりました。