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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2021年03月19日

「子どもの未来アクション活動交流会」を開催しました

 日本生協連は2021年3月12日、「子どもの未来アクション活動報告会」をオンラインで開催しました。

 今年4月で4年目を迎える「子どもの未来アクション」は、貧困をはじめとする子どもの問題を学び、考えることから、共感の輪を広げていく活動です。

 現在も、この活動を支える全国の「子どもの未来アンバサダー」が、子どもの貧困について学び、理解を深める学習会を開催し、理解・支援の輪を広げています。2021年2月末現在、アンバサダーの登録は約700人、アンバサダーによる学習会で学ばれた方は約11,000人を数えます。

 はじめに、本活動誕生のきっかけとなった子どもの貧困に関する研究会の委員としてご支援いただいた、津田塾大学 客員教授 村木厚子さんより、今必要とされる活動の視点や大切にするべき点についてメッセージが述べられました(ビデオメッセージ)。

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津田塾大学 村木厚子さん

 その後、日本生協連よりこれまでの取り組みのまとめを報告し、続けて「アンバサダー活動事例報告」として、日本福祉大学 社会福祉学部3年の滝澤ジェロムさん、NPO法人チャイルドケアセンター代表理事の大谷清美さんのお二人よりご報告いただきました。滝澤さんからは、施設出身者でもある自身の体験も交えた外国籍の若者の厳しい状況をご紹介いただきました。大谷さんからは、生協と一緒に取り組む活動のご紹介や、アンバサダーとして農業高校の学生に行った学習会とそこから発展した学生たちの子ども食堂活動の事例をご紹介いただきました。

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日本福祉大学 滝澤ジェロムさん
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NPO法人チャイルドケアセンター 大谷清美さん

 「賛同団体報告」として、子どもの貧困対策センター公益財団法人あすのば 代表理事の小河光治さんからは、コロナ禍における子どもの貧困の実情や、子どもの貧困対策の推進に向けて政策提言に取り組む組織の取り組みをお話いただきました。

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公益財団法人あすのば 小河光治さん

 その後、特別講演として、日米それぞれで子どもの貧困支援の実践経験のあるNPO法人パノラマ 理事の鈴木晶子さんより、日米の子どもの貧困とその支援の違いやそこから見える日本の子どもの貧困の解決すべき課題をご紹介いただきました。普段なかなか知ることができないアメリカの貧困の実態や支援政策などのお話に参加者は画面を通して熱心に聞き入りました。

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NPO法人パノラマ 鈴木晶子さん

 最後に、子どもの未来アクション推進検討委員による座談会「子どもの未来アクション 3年間をふりかえって」が行われ、大学やNPO法人、社会福祉法人、生協からのパネリストが活発に意見を交わしました。

 学びの取り組みとしての3年間について、推進検討委員からは「耕しの3年間、種まきができた」と評価いただきました。生協の強みを活かし、地域の団体と繋がりながら着実に全国で広がった学びの取り組みを次のステップにつなげ、蒔いた種を芽吹かせるために、生協だけでなく、地域の皆さんと一緒に取り組んでいこうと激励の言葉をいただきました。

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3年間の活動を振り返る座談会

 日本生協連は助け合いの組織として、他団体と協力しながら子どもの貧困問題について積極的に取り組んでまいります。