2021年03月05日
「全国産直研究交流集会2021」を開催しました
2021年2月19日(金)、日本生協連は、「ポストコロナ時代の生協産直」をテーマに、「全国産直研究交流集会2021」をオンラインで開催し、産直事業に関わる全国の生協の役職員・組合員・生産者団体・関係企業など450人が参加しました。
基調講演では、福島大学食農学類の小山良太教授より、「ポストコロナ時代の産直・協同組合の役割」として、ドイツのマルクト(市場)の実践を例にとりながら、コロナ後の産直のひとつのあり方として、ライフスタイル提案型の「地消地産」(地域のニーズに合わせて品ぞろえを充実させる)などが提唱されました。
続いて「ユニバーサル農業とGAPでつくる持続可能な農業」と題して、京丸園株式会社 代表取締役の鈴木厚志様から、障がいを持つ方々を雇用し、共に作物を育てることの意味や意義について、ご自身の体験をもとにご講演いただきました。
午後に入り、「『持続可能な農畜水産業と地域』をめざす産直3.0」のテーマで、パルシステム連合会 産直部長の那須豊様より、生協産直の現状と課題をご報告いただきました。
その後、次の5つの分科会が設けられ、実践報告をもとに論議を深めました。
- 新たな産地交流(オンライン模擬産地交流会)
(交流産地:農事組合法人 ながさき南部生産組合、農事組合法人 無茶々園) - 持続可能な農畜水産業をめざして
(報告:京都生協・廣池孝之様、みんなの牧場・鎌谷一也様、コープしが・白石 一夫様) - 持続可能な水産業と水産GAPへのチャレンジ
(報告:宮城県漁協・後藤清様、コープ九州事業連合・井ノ上誠様) - アニマルウェルフェアの実践的な取り組み
(報告:株式会社秋川牧園・秋川正様、農事組合法人 会田共同養鶏組合・上村博文様) - 生協版GAP・リモート点検の取り組み
(報告:パルシステム連合会・関根史人様、コープ九州事業連合・亀井正周様 コメンテーター:安心農業株式会社・藤井淳生様)