2019年03月05日
「第35回全国産直研究交流会」を開催しました
2019年2月22日(金)~23日(土)、日本生協連は、「生協産直の未来構想~生協産直の現実を直視し、新たなステージに向けた挑戦課題を考える~」をテーマに、第35回全国産直研究交流会を東京都江東区で開催し、産直事業に関わる全国の生協の役職員・組合員・生産者団体・関係企業など327人が参加しました。
初日22日の全体会では、産直事業委員会委員長のコープデリ連合会・常務理事 藤田 親継様が、「第10回全国生協産直調査の結果と生協産直への提言」として、産直調査で浮き彫りになった生協産直の課題と、「持続可能な食と農畜水産業・地域」の実現に貢献する産直の取り組みを呼びかける報告を行いました。
続いて「生協産直は何をめざすのか!?」と題して、産直システムの発展の可能性について、東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授 中嶋 康博様にご講演いただきました。
続いて問題提起として、紀ノ川農業協同組合 代表理事専務 松本 和広様と生協コープかごしま 専務スタッフ 中山 哲志様に、未来志向の生協産直、地域と連帯についてそれぞれの実践事例を紹介いただきながらご講演いただきました。
その後、「生協産直のあらたな未来をつくるために」をテーマにトークセッションを行いました。福島大学 食農学類準備室准教授 林 薫平様をコーディネーターとして、多古町旬の味産直センター 専務理事 鎌形芳文様、筑波大学 生命環境系准教授 氏家清和様、明治大学 政治経済学部 准教授 日向祥子様、福井県民生協 執行役員イノベーション推進室統括部長 中川政弘様、コープデリ連合会常務理事 藤田親継様が参加、それぞれの実践事例と研究成果を報告いただき、生協産直への提言について意見交換が行われました。
翌23日には、次の5つの分科会が設けられ、実践報告をもとに論議を深めました。
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持続可能な農業と地域づくりにチャレンジする
(報告:コープしが・久保久生様、コープ東北サンネット事業連合・高橋透様) -
改めて産直の交流の可能性を考える(ワークショップ)
(報告:船橋農産物供給センター・飯島幸三郎様) -
地域・産直産地との新たな連携をつくる
(報告:福井県民生協・中川政弘様、JA全農青果センター・岡本耕樹様) -
産直産地・地域の力を引き出す商品開発
(報告:コープおきなわ・石原修様・平川裕紀様、コープ九州事業連合・野村剛様、津軽りんご組合・片山寿伸様) -
生協はアニマルウェルフェアにどう取り組むのか
(報告:パルシステム連合会・江川淳様、ポークランドグループ・豊下勝彦様)