2020年12月04日
食品廃棄物を原料としたバイオマス発電による電力供給を開始しました
日本生協連の子会社である株式会社地球クラブ（以下、地球クラブ）は、再生可能エネルギーの発電と利用を一体的に推進するために、ニューエナジーふじみ野株式会社（以下、NEFC）と「再生可能エネルギー電気特定卸供給の承諾等に関する契約」を締結しました。
本契約の締結により地球クラブでは、12月1日から食品廃棄物を原料としたバイオマス発電による電力の供給をコープみらい（本部：さいたま市）、コープデリ連合会（本部：さいたま市）に対して開始しました。
食品廃棄物を原料としたバイオマス発電に関しては、三菱マテリアル株式会社の連結子会社であるNEFCが、食品工場や小売店等の食品関連事業者から排出される食品廃棄物を処理し、得られたバイオガスを用いた電力を、FIT（再生可能エネルギー固定価格買取制度）※を利用して売電しています。
※太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスの再生可能エネルギー源を用いて発電された電気を、国が定める価格で一定期間電気事業者が買い取ることを義務付ける制度。
NEFCで創出された再生可能エネルギーは、地球クラブを通じて、コープみらい、コープデリ連合会に対して供給されます。再生可能エネルギーの原料となる食品廃棄物は、コープみらいの店舗やコープデリ連合会の物流センター等の関連施設から発生するものも含まれています。
コープみらい、コープデリ連合会では創出された電力を店舗や宅配センター等の電源の一部として利用するほか、「コープデリでんき」のFIT電気メニューとして組合員へ供給しています。このことにより、食品廃棄物から再生可能エネルギーを創出し、得られたエネルギーを排出元に供給するという循環型リサイクルシステムが構築されることとなります。
生協は未来の子どもたちのために、日本の再生可能エネルギー拡大に貢献していきます。