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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2018年10月29日

「持続可能なパーム油会議2018-ポストオリンピック、2030年のパーム油調達を見据えて-」が開催されました

 2018年10月22日、JaSPOC実行委員会主催の「持続可能なパーム油会議2018」が、東京都内で開催されました。
 
※JaSPOC:Japan Sustainable Palm Oil Conference
 
 日本ではパーム油が幅広い分野で利用されており、欠かすことのできない原材料となっています。この会議は、環境に配慮したパーム油調達の推進を目的に開催するものです。日本生協連および日本生協連の子会社である株式会社コープクリーンは、この会議に協賛しています。
 
 会議には、企業、団体、NGO、マスコミ関係者など約350人が参加し、持続可能なパーム油調達のあり方について、各分野を代表する報告やパネルディスカッションが行われました。
 
 当日は、公益財団法人世界自然保護基金ジャパンより「持続可能なパーム油の調達BestPractice表彰」が執り行われ、日本生協連は「スマトラゾウ賞」を受彰しました。この賞は、持続可能なパーム油の調達がいまだ容易ではない日本において、業界をリードする役割を果たしている組織・企業を表彰するものです。日本生協連は、日本の流通業として初めて持続可能なパーム油のための円卓会議(Roundtable on Sustainable Palm Oil:略称RSPO)に加盟した点や、消費者組織として組合員とともに「買い物が地球の未来を変える」として環境活動を推進していることが評価されました。
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BestPractice表彰の様子

 また、持続可能なパーム油のための日本ネットワークであるJapan Sustainable Palm Oil Network(略称:JaSPON)の立ち上げ宣言が行われました。

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JaSPON立ち上げ宣言の様子

 パネルディスカッションでは、「2020年、その先を見据えたパーム油調達の実践」をテーマに、日本生協連組織推進本部 本部長 二村 睦子をコーディネーターとして、製造メーカーや流通など5団体のスピーカーが、それぞれの実践事例を報告し、課題について意見交換が行われました。

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パネルディスカッションの様子

 本会議の共通認識として「持続可能なパームオイルの調達は年数を重ねることで広がりを見せてはいるが、1社(1団体)では解決できる問題ではない。持続可能なパームオイルを社会に広げるために、今後設立されるJaSPONで連携を高め、サプライチェーン全体で実行していきたい」などの意見が出されました。