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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2017年11月16日

「持続可能なパーム油会議-2020年に向けたパーム油調達のあり方を考える-」が開催されました

 2017年11月6日、JaSPOC実行委員会主催の「持続可能なパーム油会議」が、東京都内で開催されました。
※JaSPOC:Japan Sustainable Palm Oil Conference

 会議には、企業、団体、NGO、マスコミ関係者など約370人が参加し、「持続可能なパーム油調達のあり方」について、企業、人権・環境NGO、投資家などにより、各分野を代表する報告やパネルディスカッションが行われました。 

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 基調講演は、国連大学上級副学長/東京大学総長特別参与、大学院教授の沖 大幹氏によって「ビジネスとSDGs」をテーマに行われました。「SDGsへの取り組みは慈善事業や寄付行為ではなく本業。必ずうまくいくとは限らないが、歩み続けることが大切」などの提起がありました。

 午後のパネルディスカッションでは、「2020年を目指したパーム油調達」をテーマに、三井物産株式会社 食料本部食料事業第二部油脂事業室長 武藤 直人氏をコーディネーターとして、製造メーカーや流通など8団体のスピーカーが、それぞれの実践事例を報告し、課題について意見交換が行われました。

 
announce_171116_01_02.jpgパネルディスカッションの様子
 
announce_171116_01_03.jpg報告する日本生協連 二村本部長(中央)

 スピーカーの一人として参加した日本生協連組織推進本部本部長 二村 睦子は、2006年に株式会社コープクリーンが、2017年10月に日本生協連がRSPOにそれぞれ加盟したことを報告し、持続可能な社会に向けて、生産と消費が出会う場所である小売の現場で何ができるか考え、生産と消費を通して社会のありようを変えていきたいと述べました。
 また、本会議の共通認識として「持続可能なパームオイルの調達は、1社(1団体)では解決できる問題ではない。持続可能なパームオイルを社会に広げる取り組みは非競争分野。消費者、社会の認知を広げ、サプライチェーン全体で協力して実行していきたい」などの意見が出されました。

 
announce_171116_01_04.jpg閉会の挨拶をするJaSPOC実行委員会共同代表/日本生協連 青竹執行役員