2017年08月17日
2017ピースアクションinヒロシマを開催しました
2017年8月4日~6日の3日間、日本生協連と広島県生協連の共催で「2017ピースアクションinヒロシマ」を開催し、全国70の生協から分科会・虹のひろばあわせて延べ2,550人が参加しました。
被爆から72年の今年は、「ヒロシマの心を次世代のあなたへ~あなたは何を継承しますか~」をテーマに、被爆体験の継承と平和な世界の創造に向け、若い世代に平和活動を広げることを目指して企画しました。
虹のひろば
8月5日午後、広島県立総合体育館グリーンアリーナで、「虹のひろば」を開催しました。第1部「虹のステージ」は、広島市立東原中学校吹奏楽部による演奏で幕を開けました。
広島市の松井一實市長のごあいさつでは、「核兵器のない平和な世界に向けて、一緒に考え、行動しよう」とのお話がありました。日本生協連代表理事会長 本田英一は、「原爆の記憶を風化させないためにも、『一日も早く核兵器をなくしてほしい』という被爆者の願いを継承していく活動を進めていこう」と述べました。
その後、広島市立沼田高校演劇部による、被爆前後の広島市内の様子をテーマにした「風の電車」の上演がありました。また、昨年から取り組みが始まっている「ヒバクシャ国際署名」の代表呼びかけ人となっている田中煕巳さん(日本被団協代表委員)のインタビュー動画を上映し、ヒバクシャ国際署名の取り組み賛同への呼びかけを行いました。
第2部「みんなのひろば」では、全国の生協で行われている平和・国際交流活動の展示や、安田女子大学書道部による大書パフォーマンス、平和に関する歌を皆で歌う「うたごえコーナー」などが設けられました。
最後に、二度と広島や長崎のような悲惨な出来事が起きないように平和を願い、「虹のひろば合唱団」による平和のうたの合唱で締めくくられました。
分科会
8月4日~6日の期間中、合計21の分科会を実施しました。平和記念公園の遺構や慰霊碑などを見学する碑めぐりは、「平和記念公園内コース」、「大学生による碑めぐりガイド」など8コースを実施しました。
「2017子ども平和会議inヒロシマ」は、未来を担う子どもたちが、平和について考えるきっかけづくりとして企画しました。全国の子どもたちが、事前に地元で学んできた被爆・戦争体験談をもとに「世界から争いをなくすためには」をテーマに話し合い、平和へのアピール「私たち一人ひとりができる事を考え、それぞれの地域で行動していこう」をまとめ、虹のひろばで発表しました。
日本生協連と全国の生協は、「ピースアクション」などの平和の取り組みを通じて、核兵器の廃絶と、平和な社会の実現を目指します。