2016年03月10日
「第32回全国産直研究交流会」を開催しました
2016年2月26日(金)~27日(土)、日本生協連は、「日本の食と農の未来を共に考える」をテーマに、全国産直研究交流会を京都で開催し、産直事業に関わる全国の生協・生産者団体・研究者など378人が参加しました。
26日の全体会では、「地方の活力創造~里山資本主義~」と題して、日本総合研究所 主席研究員の藻谷浩介様にご講演いただきました。
続いて、「どうなる!? 日本の食、農、地域と生協産直」をテーマに、東京大学大学院 中嶋康博教授、多古町旬の味産直センター常務理事 鎌形芳文様、庄内こめ工房代表取締役 齋藤一志様、京都生協副理事長 柴田弘美様、ならコープ理事長 森宏之様が参加してパネルディスカッションを行いました。
全体会のまとめとして、東京大学大学院 中嶋康博教授より「全国の産地が参照できる、標準的な『交流規範』があってもよい。それをベースに各地域が独自色を検討すべき」と呼びかけがありました。
また、終了後には「産直グルメバイキング」を開催し、参加者は全国各地から持ち寄られた産直食材を使用した料理を楽しみながら、交流しました。
27日には、次の5つの分科会が設けられ、実践報告をもとに論議を深めました。
- 「記念講演 文化としての日本農業の危機」
- 「若手生産者交流のひろば」
- 「生産者支援と産地交流の可能性」
- 「環境・コミュニティの保全・再生と生協産直の可能性」
- 「TPP影響下における農業・農村と生協産直について考える」