2015年11月13日
国際協同組合同盟(略称:ICA)総会がトルコで開催されました
2015年11月11日、国際協同組合同盟(略称:ICA)※1総会がトルコのアンタルヤで開幕しました。世界81カ国から1,000人を超える参加者が集まり、13日までの3日間、「2020年に向けて あなたの協同組合はどのような姿になっているだろうか(Toward2020 What will your co-operative look like?)」をテーマに、ICA会員組織のメンバーや研究者が、協同組合における「参加」「持続可能性」「アイデンティティー」「法的枠組み」「資本」に関する報告や討議を行います。
11日の開会式に続き開催された「協同組合における参加」分科会では、日本生協連の新井ちとせ副会長が、日本の生協が組合員の参加を通して実現している宅配・店舗・福祉などの事業や、地域見守り活動など高齢社会で取り組んでいる地域づくりについて報告しました。
全体会では、日本協同組合連絡協議会(略称:JJC)※2として全国農業協同組合中央会(JA全中)の前田健喜 協同組合連携課長が、日本の協同組合が協力して協同組合の認知を高める活動を続けていることや、ICAの呼びかけに応じて協同組合のPR動画を制作していることを報告しました。
ICA総会は13日に本会議を開催し、協同組合のアイデンティティーに関する議論、新役員の選出などが行われます。
※1) | 国際協同組合同盟(ICA:International Co-operative Alliance): |
世界95カ国の、生協、農協、漁協、森林組合、労働者協同組合、住宅協同組合、信用協同組合など、あらゆる分野の284協同組合組織が加盟する国際組織。組合員総数は、10億人を超えます(2015年1月現在)。ICAは、国連に登録された世界最大の非政府組織(NGO)で、日本生協連は1952年に加盟しました。総会は2年に1回開催されます。 | |
※2) | 日本協同組合連絡協議会(JJC: Japan Joint Committee of Co-operatives): |
国際協同組合同盟(ICA)に加盟する日本の協同組合がつくる全国組織。 |
☆ICA『協同組合の10年に向けた計画(ブループリント)』(2020年ビジョン)は、こちら