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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2013年03月28日

生協の「生活相談・貸付事業」に関する講演・報告会を開催しました

2013年3月26日、日本生協連は「誰もが安心して暮らせる社会をめざして~生活困窮者支援と生協の『生活相談・貸付事業」に関する講演・報告会』」を、みやぎ生協と公益財団法人生協総合研究所の共催で、仙台市内で開催しました。

会場の様子
会場の様子
厚生労働省 社会・援護局生活困窮者自立支援室・地域支援対策専門官 佐藤 博 氏
厚生労働省 社会・援護局生活困窮者自立支援室・地域支援対策専門官 佐藤 博 氏

地域社会の中で孤立し、生活困難に陥っている人が急拡大している現状をふまえ、日本生協連では2010年度から公益財団法人 生協総合研究所に委託し、全国の生協とともに「生協における生活相談・貸付事業研究会」を開催してきました。

その成果をもとに、2012年度はみやぎ生協と共同して、厚生労働省社会福祉推進事業「地域購買生協における『生活相談・貸付事業』の事業モデル構築調査・研究事業」の検討を進めてきました。

「生活相談・貸付事業」では、お金に関することを含めたくらしに関する多様な困りごとについて、相談員を配置して無料で相談を受け、相談者と一緒に解決・改善策を考えます。また、地域の諸団体と連携して必要な指導や支援を行うほか、必要に応じて生活資金の貸付を行い、相談者の生活改善・再生をめざします。

みやぎ生協では、東日本大震災によって県内で増えた、困難を抱えた方々のくらしの再生に貢献しようと、2013年9月からこの事業を開始する予定で準備を進めています。

今回の講演・報告会は、この事業の主旨についての理解を深める場として開催したもので、全国の生協関係者に加え、みやぎ生協からも多数の参加がありました。

参加者からは、「相談活動や貸付事業の内容がよく分かった」「報告を聞いて安心しました」などの声を数多くいただきました。