静岡を代表する農作物といえば緑茶。
八十八夜が近い4月下旬、袋井市の生産者の畑でユーコープの人気企画、新茶の手摘み体験に
組合員とその家族、69人が参加しました。
茶畑の中に入り、伸びたばかりの新芽に触れると、いい香りがします。
「キラキラしてきれいだね」、「葉っぱがやわらかくて、つるつるしているよ」と、
茶畑のあちこちから子どもたちの歓声があがっていました。
井げた模様の紺絣(こんがすり)に、水色の手甲(てっこう)と脚半(きゃはん)。
慣れた手つきのお茶農家さんに着付けをしてもらうと、あっという間にかわいい茶娘に変身です。
一芯二葉といわれる新芽の先端を親指と人差し指で折り取るようにやさしく摘んでいきます。
これが一番茶です。「今年の新茶はとても良い出来です」と教えてもらうと、思わずにっこり。
今から飲むのが楽しみです。
荒茶工場の一角で、蒸した茶葉の手もみ作業を体験。
「茶葉が伸びていくように、かたまりをほぐすような気持ちで、縦にもみあげて」と
アドバイスされると、だんだん、コツがつかめてきました。
台の上はほんのり温か。
蒸した後の湿り気のある茶葉をもみながら乾燥させていきます。
初めて触れる茶葉は心地よく、大人も子どもも夢中でもんでいます。
体験を通して、より一層身近な存在になった緑茶。
自分たちの住む地域で作られている緑茶を、これからも大切にしたいと思う1日となりました。