2017年から始まった「コープぎふ おとなの健康大学」。2023年は4会場で地域のみなさんの健康づくりを応援しています。
その1つ、岐阜市のOKBふれあい会館では116名の参加者が集い、熱気にあふれたセミナーが開催されました。
講座前後の時間を利用して、岐阜県保健医療課に協力いただき骨密度を測定。かかとの骨に超音波を当てる超音波骨量測定装置で測ります。骨密度を知り、同年代の平均値との比較をしながら、骨粗しょう症を防ぐためのポイントを教えてもらいました。
長蛇の列をなしていたベジチェック。親指の付け根を器械に当てるだけで、1日の野菜の摂取量が数値で示されます。健康な体を維持するための理想の野菜量は1日350g以上。さてさて、皆さんの結果はいかに?
第一部は、株式会社サンライトミー代表取締役で健康運動指導士の岩木博美先生による「頑張らない運動術」。整形外科の看護師としての知識を生かし、運動が苦手、面倒という方でも楽しく気持ちよく体を動かしながら、不調を改善する運動を推奨しています。
教えてくれるのは汗をかきながら苦しさを乗り越える運動ではなく、楽しく体を動かすエクササイズ。「肩の付け根をコリッコリッと押してみましょう」と笑いを交えたテンポのよいトークで会場が一体になりました。
空気を少し抜いた弾力のあるボールを右腕の脇の下にはさみ、上げて、下げてを繰り返すとあ~ら不思議。肩が少し軽くなり、腕が上げやすくなりました。この動きは肩と腕をつなぐ筋肉をゆるめる効果があるのだそう。
「この筋肉は肩と腕をつないでいるので、ここをゆるめると腕が上がりやすくなるんです」とわかりやすく解説していただきました。どの動きにも不調を改善する理由があるのです。それを知れば続ける意欲も高まります。
コープぎふのオリジナルソングにのって、頑張らない運動術で楽しく体を動かしました。悩んでいた不調が和らぐと、体も心も軽くなり「もっとやりたい」「運動が苦手な私でもこれならできる」の声が続出でした。
第二部は産婦人科医 宮﨑千惠先生の講演。更年期のメカニズムと生き生きと暮らすためにできることを教えていただき、皆、熱心に耳を傾けていました。50代の組合員は「すぐに実践できる内容で勉強になりました」と感想を話してくれました。