組合員さんの元に日々、届けられる膨大な量の商品。
コープおおいたの組合員さんが、その仕組みを探るべく、
注文された商品を各ご家庭向けに仕分ける、商品セットセンターを見学しました。
九州自動車道の鳥栖ジャンクションそばにある商品セットセンター。
東西・南北を走る高速道路が交わるこの場所は、流通の中心ともいえる便利なエリア。
”九州のおへそ”なんて呼ばれることもあるんです。
まずは、会議室で商品の入庫から出庫までの流れについての説明を受けました。
興味津々、楽しみにしている見学の前に、皆さんワクワクしながらも真剣な表情でパンフレットに見入っています。
作業スペースに案内された途端、目に飛び込む大量のダンボールや忙しく働く方々。
そして響き渡る機械音にあちこちからすごい!の声。
たくさんの商品がここから旅立ち、組合員さんの元に届くんですね。
頭上には、入り組んだラインをゴトゴト流れるオリコン(折りたたみコンテナ)が。
まるで、レールの上を列車が走るような光景に、ここはシャッターチャンス!と、
スマートフォンのカメラを向ける方々の姿が印象的です。
セットセンターの心臓部ともいえる集品ラインでは、注文に合わせて商品をオリコンに仕分けていきます。
バーコード情報をもとに商品管理を行い、ミスが発生しないよう管理されています。
「いつも何気なく受け取っている商品ですが、ここまで丁寧に、細かい心遣いの中でセットされていたんですね」。
作業の裏側を垣間見た皆さん、安心と感心、それと同時に感慨深げな気持ちにもなるのでした。
返却されたオリコンには、前回の配達先を記したシールが貼りっぱなしになっている場合も少なくありません。
次の集品に向けて、それらを丁寧に剥がすのはかなり手間のかかる作業です。
一人ひとりの方に、一つ一つの商品を、心をこめて。
システマチックな集品作業の裏に秘められた、そこで働く方々のたくましい存在と熱い想い。
見学している組合員さんにも、しっかり伝わったに違いありません。