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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

子どもたちが守り、育てるふるさとの森 豊かな森を次世代につなぐ 「コープえひめ未来の森」づくり子どもたちが守り、育てるふるさとの森 豊かな森を次世代につなぐ 「コープえひめ未来の森」づくり

コープえひめが取り組む「コープえひめ未来の森」づくり。
愛媛県・今治市・コープえひめの三者で「森林づくり協定」を締結し、
今治市の水源である鈍川(にぶかわ)地区の森林を共に守っていく活動です。
その一環として37人の親子が山の仕事を体験しました。

カーンカーン! 鳴り響くのは、ヒノキを木槌で叩く音。

鈍川の森のヒノキを使ってベンチ作り。地元の職人さんの指導で木を組み立てていきます。
「手元に気をつけて」という大人の心配もなんのその。
木槌を使った経験はないはずなのに「こういうのは得意!」と夢中です。

枝落とし体験にドキドキ。地道な作業が元気な森を作ります。

伐り出したヒノキで枝落としを体験。生い茂った枝を放置すると森に光が届かず生育が悪くなってしまうのです。
作業は大変ですが、小さな積み重ねが健康な森をつくると思うと、のこぎりを握る手にもぐっと力が入ります。

「のこぎりは引くときに力を入れて」と、教えられながらギコギコ。

「鉛筆立てにするんだ」。「私はコースター」。間伐材を好きな長さにカットし、家に帰って木工品にするそう。
山は資源の宝庫。子どもたちは、脈々と受け継がれてきた間伐した木も無駄なく利用する知恵が、山のくらしを支え、森を守ってきたことを学びました。

お母さんのハートをギュッとつかんだ繊細な山の手仕事。

竹細工の「竹玉作り」に挑戦。細くて長い竹が折れないように、水でぬらして、しならせながら編み込んでいきます。
力の加減が難しい繊細な手仕事ですが「これを学びたくて参加したの」と手作りが大好きなお母さんたちから大好評でした。

間違えたら大変! 落ち着いてじっくりとウッドバーニング。

今治市内の公共施設やバス停に置かれる予定のベンチ。背もたれに電熱ペンで文字を書きます。
力を入れ、根気よくペンを動かすと「コープえひめ 未来の森」の文字が焼き付けられました。
風雨でも消えないくっきりとした文字です。

どう?カッコイイ?ふるさとの森の木で作ったベンチだよ。

見事、完成!座り心地は抜群です。木の香りと感触がたまりません。
山の近くで育っても、森に入る機会が少ない子どもたち。
木に触れ、夢中になって形あるものに変えた体験は、ふるさとの森を守り続ける未来につながっています。