みやぎ生協は、食育NPOおよび水産関係のお取引先との協力で、旬の魚を使った料理教室を開催。
9組20名の親子が魚を学びながら料理に挑戦しました。
東北地方で水揚げされたスケトウダラが今日のメイン食材です。重さは3~4キロくらい。
こんな大きな魚を見るのは初めてで「ちょっと怖い」とみんな緊張気味。
これから魚博士の先生がさばき方を見せてくれます。
頭を落とし、骨をはずし、手早く魚をさばいていく先生。
「ここが肝、鍋料理に使うとおいしいですよ」といった各部位の説明に加え、包丁の使い方を見せながら、調理しやすいように切り身にしてくれました。
「包丁は、押すようして力を入れるときれいに切れるよ」と、直接手ほどきを受けながら、厚さ約1.5センチを目安に切り身を切っていきます。
初めて魚を切った感想は「なんか、ぽにょぽにょしてた!」でした。
塩とこしょうで味を調えます。「容器を左手で抑えながら高いところから振ると、料理番組みたいでかっこいいよ」とアドバイスを受け、さっそく実践。表が終わったら裏側にもパパッ。
しっかりと味付けができました。
タラに米粉をまぶして、バターを溶かしたフライパンで焼いていきます。
ジュージューと焼ける音がしてくると、バターの香りがふわり。
おかあさんに手伝ってもらいながら、焼けた魚をくるりとひっくり返していきます。
電子レンジで加熱したじゃがいもにトマトとケチャップとタラ、そしてチーズをのせて蒸し焼きに。
ふたをとるとチーズがとろ~り溶けておいしそう。
魚が苦手でもチーズのコクでおいしく食べられる一品が完成しました。
今日のメニューは「タラとじゃがいものチーズ焼き」「りんごのコンポート」「えのきの味噌汁」。
さらに宮城県の閖上(ゆりあげ)港で水揚げされた魚を使った「しらす丼」も並び、
みんなで協力した料理が揃いました。
作りたてをパクパク。ふだんは「お魚は苦手」と言う子どもがおかわりをする姿に、保護者の方々は驚いていました。
調理に挑戦し、下ごしらえや味付けを工夫すると、魚がこんなにおいしくなることを学びました。
調理室と同じ建物にある店舗の鮮魚売り場を食事後に探検。魚の名前や獲れた場所などを教えてもらいました。
地元でとれた魚もたくさん並んでいることに改めてびっくり。魚を身近に感じた1日となりました。