太陽光、風力、水力など自然の力でつくる再生可能エネルギー。
そのひとつである木材を原料に電気エネルギーをつくる「野田バイオマス発電所」が2016年、岩手県野田村で本格始動しました。
生協では東日本大震災からの復興、地域活性化への願いなど、村の未来を照らす取り組みに賛同し、パートナーとなっています。
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「森を守るには人の手が必要なんです。木の成長に合わせて間引きをしたり、枝打ちをする。
手をかけた木は今から50年くらいかけて、ゆっくり大きくなる。
昔の人が行った作業が今の森を私たちに残し、今の私たちの仕事が次の世代へと森を引き継いでいく、
そう思うとがんばれます」
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工場・林業に携わる人達が目指すのは「再生可能エネルギーで地元を元気にすること」。
地元愛にあふれる地で生まれた電気が、未来を照らし続けることを私たちも願っています。
岩手県野田村は、2011年の東日本大震災によって発生した津波により、村の約3分の1の住居と漁業や商工業などに大きな被害が及びました。そんな野田村の復興事業のひとつとして始まったのが、株式会社野田バイオパワーJPが運営する野田バイオマス発電所です。日本紙パルプ商事株式会社と新エネルギー開発株式会社の共同出資のほか、いわて生活協同組合、みやぎ生活協同組合、コープ東北サンネット事業連合、日本生活協同組合連合会も参画し、2016年に本格始動しました。再生可能エネルギーの普及と共に、東日本大震災からの復興と地域産業の活性化を目指しています。野田バイオマス発電所では年間約9,648万kWh、一般家庭約26,800世帯分の電力量を供給。その一部は地元いわて生協の店舗でも使われています。
発電所を中心とした地域社会づくり
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