日本生協連は、アメリカ合衆国が2024年5月14日に実施した
臨界前核実験に対して抗議しました

　アメリカ合衆国が2024年5月14日、ネバダ州で臨界前核実験を実施していたことが明らかになりました。
　2021年1月に発効した、核兵器禁止条約は２回の締約国会議を数え、その中で採択された政治宣言では、「（締約国は）現在と未来の世代のために、核なき世界の実現に向けたゆまぬ努力を続ける」とされております。臨界前核実験は、現在の国際社会の動きに逆行する行為であるとともに、被爆者をはじめとする平和を希求する世界中の人々の切なる思いを踏みにじる行為で、到底容認できるものではありません。

　日本生協連は2024年5月21日、アメリカ合衆国に対して今後計画されている一切の核実験を中止し、ウクライナに対するロシアの軍事侵攻によって、現実的な核兵器使用の危険性が高まっている今こそ、「核兵器なき世界」の実現に向けて核軍縮に誠実に取り組むことを強く求める抗議声明を発表しました。