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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2015年12月22日

日本生協連は、「電力小売営業に関する指針(案)」についての意見を提出しました

 日本生協連は、電力小売自由化について、「消費者が電気を選べる」という点から積極的に支持してきました。電気・電力会社の選択の権利が生まれることは、消費者としては歓迎すべきことであると同時に、「さまざまな情報を判断し電気を選ぶ」という責任が生じることでもあります。

 日本生協連は、2015年12月22日、「電力小売営業に関する指針(案)」の中の、「電源構成の開示」について下記の内容の意見を提出しました。

1. 電力小売事業者に電源構成の開示を義務付けるべきです。また、事業者の表示の状況を検証し、引き続き表示のあり方について検討を行うべきです。
 電源構成の開示は、「望ましい行為」ではなく、電力小売事業者の義務とすべきです。そのために、消費者に分かりやすい統一した表示方法を定めるべきです。
 また、電力小売各社の表示の状況(表示の有無、表示内容、表示方法など)を調査・点検し、引き続き電源表示のあり方ついて検討すべきです。
2. 消費者への情報開示は請求書などへの記載も併用すべきです。
 消費者への開示方法については、ウェブサイトへの掲示だけでなく、請求書などへの記載など直接消費者の手元に届くような通知の方法も併用すべきです。
3. 放射性廃棄物の排出量についても表示を義務化(推奨)すべきです
 二酸化炭素排出係数とともに「電力1kwhあたりの放射性廃棄物の発生量」の表示の義務化を求めます。電源構成情報開示が「望ましい行為」となった場合には、「望ましい行為」に含めること、また、それらの表示を可能にするために、放射性廃棄物の発生量の算出方法を定めることを求めます。
4. 「ゼロエミッション電源」表示は禁止すべきです
 原発、水力、再生可能エネルギーについて、ひとまとめにして「ゼロエミッション電源」とすることを可能としていますが、「ゼロエミッション電源」やそれに類する表示は禁止すべきです。


☆日本生協連が提出した意見書全文は、こちら(PDF:235KB)

☆2015年4月に実施した「これからの電力のあり方についての消費者意識調査」は、こちら
☆「エネルギー政策の転換をめざして」は、こちら
☆本件についてのお問い合わせは、下記までお願いします。
 日本生協連 環境事業推進室 ℡03-5778-8110