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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2013年06月18日

日本生協連が提出した「牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)への意見」に対する食品安全委員会の回答について

 日本生協連が2012年10月1日に食品安全委員会に提出した「牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)への意見」に対する回答が公表されましたのでお知らせします。

<日本生協連意見>
 今回の結論は現時点での科学的な知見に基づく検討の結果として理解できる。
<食品安全委員会回答>
 特に回答はなし。

<日本生協連意見>
 食品安全委員会としても厚生労働省、農林水産省に対して国内および評価対象国におけるリスク管理措置の遵守状況の報告を求め、積極的にその把握に努めるべきである。
<食品安全委員会回答>
 食品安全委員会は、リスク管理措置を具体的に実施する機関ではなく、リスク管理を行う関係行政機関から独立して、科学的知見に基づき客観的かつ中立公正にリスク評価を行う機関である。

<日本生協連意見>
 消費者の不安に丁寧にこたえていくためのリスクコミュニケーションの充実を求める。
<食品安全委員会回答>
 食品安全委員会の審議は公開で行っており、資料は議事録とともにホームページに掲載している。また、報道発表やホームページへの掲載のほか、意見交換会を開催し、できる限り国民の皆さまの理解を促進するよう努めている。いただいた意見も参考に、より効果的な方法を見いだすため引き続き考えたい。

<日本生協連意見>
 月齢の規制閾値(いきち)の引き上げの検討については慎重な態度で臨み、必要であれば定量的な評価に取り組むなど、最新の科学的知見をベースとしたリスク評価を行うべきである。
<食品安全委員会回答>
 今回の評価においては、最新の科学的知見や、BSEの発生状況、規制状況などについて審議し、国内措置(諮問事項(1))および国境措置(諮問事項(2))に関する一定の評価結果を導き出すことが可能と考えた。諮問事項(3)のさらなる月齢閾値の引き上げは、国内措置は検査月齢、国境措置は輸入月齢が対象であり、いずれの措置にもSRM(特定危険部位)の範囲・月齢の変更は諮問されていない。食品安全委員会が行う食品健康影響評価は、これまで通り科学的知見をもとに客観的かつ中立公正に行う。

 

食品安全委員会の「牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての御意見・情報の募集」の結果は、こちら(PDF:753KB)
日本生協連が提出した意見は、こちら