ページ内を移動するためのリンクです

日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2010年06月17日

日本生協連が提出した「添加物に関する 食品健康影響評価指針(案)への意見」に対する回答

 食品安全委員会は、2009年10月22日、「添加物に関する食品健康影響評価指針(案)」を公表しました。この指針案に対して国民からの意見募集が行われ、日本生協連を含めて11通の提出がありました。

 日本生協連が提出した意見21項目について、2010年5月27日、食品安全委員会から回答がありましたのでお知らせします。

  • 指針案で、評価に必要な知見を「平成8年厚生省ガイドラインに準じる」とした箇所が多いことについて、日本生協連は「関係者の利便性を損ねるため、申請者が準備すべきデータとそのデータに求められるレベルについての規定は、厚生労働省と協議の上、本指針と平成8年厚生省ガイドラインを一本化することが望ましい」との意見を提出しました。食品安全委員会はこれに対して、「本案がまとまった後、改めて見直しを行い、最終的には各試験項目を包含したような内容で指針を整備する考えである」旨回答しました。日本生協連としては、より分かりやすい評価指針を目指して引き続き検討が行われることを期待します。
  • その他、指針案に対して具体例等を示すよう求めた意見に対しては、多くが「ケースバイケースで対応する」と回答されました。
  • 既存添加物の再評価等、食品添加物の安全性の再評価を積極的に行うよう求めた意見に対しては「リスク管理機関に伝える」「今後ともリスク管理機関と連携し、リスク評価の円滑かつ効率的な実施に努める」と回答されました。日本生協連は、この点に関して、行政に対し今後も働きかけを行っていきます。
  • 日本生協連の意見を受けて指針案の内容が修正された点はありませんでした。
「添加物に関する食品健康影響評価指針(案)」についての意見募集の結果は食品安全委員会ホームページへ(PDF)
決定した「添加物に関する食品健康影響評価指針」は食品安全委員会ホームページへ(PDF)