日本生協連は、東京大学大学院情報学環渡邉英徳研究室およびダーウィンエデュケーション株式会社と共同で、ヒロシマ・ナガサキの被爆者の証言や全国の生活協同組合が取り組む平和活動を、インターネット上の地球儀「デジタルアース」に表示する「CO・OP PEACE MAP（コープ ピースマップ）」を開発、公開しました。（推奨ブラウザ：Google Chrome）

特設サイト：https://coop.archiving.jp/

デジタルアース： https://coop.archiving.jp/map/

　原爆投下から75年が経ち、被爆者の体験をどのように伝えていくかが課題となっています。
　生協では「平和とよりよい生活のために」をスローガンに掲げ、くらしの中から平和への想いを考え語り合う活動や戦争・被爆体験者の証言を聞く集まりなど、多岐にわたる平和活動に取り組んでいます。また、東京大学大学院情報学環渡邉英徳研究室はこれまで、ヒロシマ・ナガサキの被爆者の体験と想いを未来に継承するため、被爆証言と写真をデジタルアースに表示し、俯瞰的に閲覧できる「ヒロシマ・アーカイブ」「ナガサキ・アーカイブ」を構築してきました。
　このたび開設した「コープピースマップ」は、日本生協連が主体となり、渡邉英徳研究室の監修のもと、ダーウィンエデュケーションがシステムを構築した特設サイトです。
　全国各地で生協が行う平和活動や、特定非営利活動法人ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会による「未来につなぐ被爆の記憶プロジェクト」の被爆体験記をデジタルアースに表示します。さらに、平和を願うメッセージをどなたでも投稿することもできます。

「CO・OP PEACE MAP（コープ ピースマップ）」でできること

1．調べる

全国の生協が各地域で取り組む平和活動を検索できます。さらに、デジタルアース上で核兵器保有国を色分けして表示します。

2．読む

地球のアイコンをクリックすると、ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会（http://kiokuisan.com/）が進める「未来につなぐ被爆の記憶プロジェクト」の被爆証言を閲覧できます。各証言は、全国の生協が編纂した被爆証言集をはじめ、その証言が掲載されている証言集などにリンクされています。

3．参加する

「コープピースマップ」に平和へのメッセージを投稿できます。投稿されたメッセージは、デジタルアース上に折り鶴のアイコンとして表示されます。

　日本生協連は、組合員の平和への想いを大切にしながら、平和な社会をめざす活動を推進してまいります。