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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2020年06月12日

日本生協連、第70回通常総会で「2030年ビジョン」を採択 ~SDGs行動宣言とともに新たな挑戦の10年へと踏み出します~

 日本生協連は、本日6月12日(金)に開催しました第70回通常総会にて「日本の生協の2030年ビジョン」を採択しました。このビジョンは、2年間にわたって組合員を中心に全国1000人以上の参加者が、生協のありたい姿を語り合い論議をかさねる中でつくられたものです。

 「日本の生協の2030年ビジョン」では、SDGsの考え方をベースとしながら生協がめざす姿を描きました。私たちは、生協や協同組合のつながりに加え、行政・諸団体・事業者・個人など、人と人とのつながりから生まれる力を活かしていきます。そして、「つながる力」で次の5つを実現していきます。

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2030年ビジョン・メッセージ

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「日本の生協の2030年ビジョン」

1.生涯にわたる心ゆたかなくらし

私たちは、食を中心に、一人ひとりのくらしへの役立ちを高め、誰もが生涯を通じて利用できる事業をつくりあげます

2.安心してくらし続けられる地域社会

私たちは、生活インフラのひとつとして、地域になくてはならない存在となり、地域のネットワークの一翼を担います

3.誰一人取り残さない、持続可能な世界・日本

私たちは、世界の人々とともに、持続可能で、お互いを認め合う共生社会を実現していきます

4.組合員と生協で働く誰もが活き活きと輝く生協

私たちは、未来へと続く健全な経営と、一人ひとりの組合員と働く誰もが活き活きと輝く生協を実現します

5.より多くの人々がつながる生協

私たちは、より多くの人々がつながる生協をつくりあげ、連帯と活動の基盤を強化します


 生協はこれまでも2020年ビジョン(2011年採択)で「人と人とがつながり、笑顔があふれ、信頼がひろがる新しい社会の実現」を掲げ、様々な取り組みを進めてきました。昨今の災害支援活動などに見られるように、人と人との「つながり」や「たすけあい」は着実に根づき広がっています。しかし一方で、世界の抱える問題はますます深刻になってきています。

 日本生協連は、国連が採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現に貢献するための7つの行動を「コープSDGs行動宣言」(2018年採択)として約束しています。このたび策定した「日本の生協の2030年ビジョン」とともに、助け合いの組織として、誰もが笑顔で暮らすことができ、持続可能な社会の実現を目指してまいります。