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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2018年11月16日

節約したい第1位は「通信費」、お金をかけたい第1位は「貯蓄など将来への備え」に
~昨年から購入姿勢が消極的になった人の理由は「収入が増えない(減った)から」が第1位に~
<2018年度 全国の生協の組合員意識調査より>

 日本生協連は、このたび「2018年度全国生協組合員意識調査」の報告書概要版を取りまとめましたので、ご報告いたします。9回目となる当調査は、くらしや購買に関する意識・行動などの生活者の実情について明らかにすることを目指し、1994年から3年おきに実施しております。

 今回は、日本生協連加盟の地域購買生協のうち、組合員数上位30位までの生協を対象に、生協組合員からの回答データを集約し、分析しています。さらに、普段の食生活などに関する組合員・一般消費者の比較調査や、一般消費者を対象にした意識調査も行いました。(有効回答数:組合員 N=3,653、一般消費者 N=1,800)

 

詳しくは、「2018年度全国生協組合員意識調査報告書(概要版)」をご覧ください。(PDF:1.3MB)

 なお、本報告書の詳細版は書籍として2018年12月末頃に発行予定です。
 

「2018年度全国生協組合員意識調査」の主なトピック

【組合員調査】
今後節約したいのは「通信費」、お金をかけたいのは「貯蓄など将来への備え」がそれぞれ第1位にランクイン
 組合員に対し、節約したいこと、お金をかけたいことを聞いたところ、「節約したいもの」「やや節約したいもの」の第1位は「通信費」(51.9%)となり、第2位の「葬儀」(36.3%)から15pt以上差をつける結果となりました。一方、「お金をかけたい」「ややお金をかけたい」ことでは、「貯蓄など将来への備え」(50.3%)が第1位になりました。

 

購入姿勢が消極的になった人は22.8%。理由は「収入が増えない(減った)から」(53.6%)が第1位に
 昨年の今頃と比べて、商品・サービスの購入に積極的になったかどうかを聞いたところ、「どちらかといえば積極的になったと思う」が8.1%、「ほとんど変化はないと思う」が56.1%、「どちらかといえば消極的になったと思う」が22.8%という結果になりました。消極的になった理由では、消費増税後の2015年の調査で「物価が上がったから」が最も多かったのに対し、今回は「収入が増えない(減った)から」の53.6%が最も多い結果となりました。
 

【組合員および一般消費者への意識調査】
組合員・一般消費者とも、普段の食生活で「栄養バランス」に高い関心

 組合員と一般消費者に対し、「カロリーの適切さ」「糖質の適切さ」「脂質の適切さ」「塩分の摂取量」「栄養バランス」「カルシウムの摂取量」「アレルギー物質」の7項目について、普段の食生活で注意できているかを聞いたところ、どちらも「栄養バランス」についての関心が特に高く、「注意できている」「まあ注意できている」とした人はそれぞれ、組合員58.4%、一般消費者49.8%という結果となりました。

【一般消費者への意識調査】
一般消費者が食品購入先に求めることは「安全・安心」「おいしい商品」「誇張や隠し事をしない」が上位に

 一般消費者に対して食品購入先に求めることを質問したところ、上位に「安全・安心」「おいしい商品」「誇張や隠し事をしない」がランクインしました。世代ごとに差が見られたのは「価格を下げること」で、若い世代の方が強く求める傾向が見られました。