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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2018年08月29日

豪雨被災地支援 生協職員の活動報告
~支援がつなぐ絆、被災地への寄せ書きやボランティアセンター長からの感謝の声も~

 西日本地域に甚大な被害をもたらした「平成30年(2018年)7月豪雨」により、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 日本生協連は、現地の地域生協、県ごとの生活協同組合連合会とともに、被災地支援に向けた活動を行っており、現在は、豪雨直後の緊急物資支援に続き、生協職員による人的支援を継続的に実施しています。
 
 その中から各地域生協でのボランティア派遣やその他の活動の一部をお知らせいたします。
 
 今回は、コープえひめによるボランティア活動参加や住宅災害お見舞金訪問活動、全国の生協からのボランティア参加者によるポロシャツへの寄せ書き、被災地へのタオルの提供、広島市安芸区災害ボランティアセンター長からいただいた感謝のメッセージなどをお伝えします。

役職員のべ200人が被災地のボランティア活動に参加(コープえひめ)

 7月14日(土)~8月11日(土)までの毎週土曜日(計5日間)、コープえひめの役職員が被災地でのボランティア活動に参加しました。宇和島市吉田町、西予市野村町、大洲市などで、のべ200人が活動を行いました。初めて参加したという職員も多く、「人と人とのつながりのすばらしさを知った」「被災者の温かい心遣いに、こちらが元気づけられた」などの声があがりました。

住宅災害お見舞金訪問活動を実施(コープえひめ)

 災害の発生から3週目にあたる7月23日(月)~28日(土)には、コープ共済連やこうち生協、とくしま生協の協力を得て、コープえひめの支所、店舗、本部職員が参加し、共済の戸別訪問活動を実施しました。宇和島市吉田町、松野町、西予市野村町、大洲市、今治市島しょ部など対象の組合員宅1,695軒(再訪含む)を訪問、お支払い手続きは165人、金額で1,400万円以上となりました。訪問時にお見舞いの品(タオル、ウェットティッシュ、水)を持参すると、組合員からもお礼の声を数多くかけられました。

 

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住宅災害お見舞金訪問のスタッフ

コープ共済のポロシャツに想いをつなげて(全国の生協から)

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寄せ書きされた赤いポロシャツ

 岡山の倉敷災害ボランティアセンター(VC)支援に参加している、全国の生協から集まった支援者たちが、コープ共済の赤いポロシャツに、真備町の皆様に向けた寄せ書きをはじめました。7月21日からスタートした倉敷市真備町でのVC支援は9月4日で終了予定ですが、この間、全国の生協から48人が支援に入る予定となっています。この寄せ書きには支援者の想いと絆が込められています。

広島県安芸区ボランティアセンターへの看護師含む職員の派遣、タオルの被災地提供など(福井県民生協)

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被災地に送られた多くのタオル

 福井県民生協では、7月末から8月上旬にかけて、広島県安芸区ボランティアセンターへ職員を2人派遣しました。1人は看護師として派遣しボランティアなどの健康管理に従事、もう1人はセンターの運営支援として活動しました。

 また7月募金と合わせて回収したタオルを被災地に順次送付しました。8月6日には北陸トラック運送株式会社の協力を得て、生協ひろしまへ約2,300枚を発送、配達などで被災エリアの組合員の方に配布してもらっています。さらに8月8日にはコープえひめの紹介で、愛媛県宇和島の災害ボランティアセンターにもタオル1,900枚を発送しました。

 

広島市安芸区災害ボランティアセンター長からのメッセージ

 広島県連・生協ひろしまと全国生協からの支援者により、運営支援を実施中の広島市安芸区災害ボランティアセンターのセンター長 正木満章(まさき みつあき)さんから、メッセージをいただきました。

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安芸区災害ボランティアセンター長

正木満章さん

 「安芸区は地域のつながりの結びつきが強く、地域の方が、しっかり関わってもらっているのがこの地域の特徴です。瀬野のサテライトは7月末に閉所、畑賀(はたか)のサテライトは8月初旬に閉所しました。この2カ所については、ボランティアの要請があれば直接送り込んでいます。今までは、矢野は交通事情が悪く、ボランティアが送り出せない状況がありました。

 また、被害エリアが大きいことや、重機とオペレーターのアンマッチにより、泥出しが進んでいない状況もあり、いつ目途がつくのかはっきりしていません。中野に関しては、もう少し時間がかかる見込みです。

 生協から運営スタッフ・看護師の支援に入ってもらっていることは非常に助かっています。災害が起きた時、社会福祉協議会の中国ブロックで派遣協定を結んでおり通常は支援者が入ってきますが、災害地域が広いため支援者の派遣が難しいのが現状です。そのため、運営スタッフが不足しています。個人で単発の運営スタッフの参加はありますが、組織として決まった人数が、継続して引き継ぎをしながら支援してもらえるのが大きいと感じています。安芸区災害ボランティアセンターとして、被災された方が被災される前の状況に、一日でも早く近づけるように支援していきたいので、今後も運営スタッフ・看護師の派遣をお願いします」

 

 日本生協連と全国各地の生協では、今後も、被災地域の皆さまのくらしの一日も早い復旧に向けて支援活動を進めてまいります。