2018年07月27日
岡山、広島、愛媛の生協でボランティアの活動支援をスタート
~「平成30年(2018年)7月豪雨」 生協の人的支援、活発化へ~
西日本地域に甚大な被害をもたらした「平成30年(2018年)7月豪雨」により、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
日本生協連は、現地の地域生協、県ごとの生活協同組合連合会とともに、被災地支援に向けた活動を行っています。
災害発生直後より、地元行政などとの支援協定に基づき、バナナ、飲料、スープ、カップ麺、塩飴、トイレットペーパー、ウエットティシュ、石鹸、シャンプーなどの物資をお届けしてまいりました。
発災直後の緊急的な対応の時期から、地域や生活の復旧・復興の時期に入ってくる中で、被災地の生協では、地域・くらしの支援の活動への取り組みが始まっています。全国の生協では、人的貢献にむけた活動も活発化しております。その中から各地域生協でのボランティア派遣などでの活動の一部をお知らせいたします。
- 今後の取り組みの様子についても、随時お知らせしていきます。
「コープ災害支援情報センター・おかやま」での活動がスタート
岡山県生協連内に、情報センターを設置しました。大規模な冠水により大きな被害の出た倉敷市の災害ボランティアセンターを中心に、支援を行います。倉敷市災害ボランティアセンターでは、真備地区に 3カ所のサテライトを設置して、ボランティアの受け入れを行っています。
岡山県生協連では、このうちのひとつ「サテライト・やた」(真備町箭田)での活動を支援しています。おかやまコープから 2 人(7月18日~)、全国生協から 2 人(7月21日~))の 4人体制で支援に入っています。このほかに、ボランティアセンターで飲料を冷やすために使用する「氷30kg」をおかやまコープで作り、最寄りの配送センターから倉敷・岡山東の各ボランティアセンターへお届けする支援も行っています。
「コープ災害支援情報センター・ひろしま」がスタート
広島県は、広範囲にわたって土砂災害が多発し、ボランティアの活動をスタートさせるのに時間がかかっています。広島県生協連では、広島県内の災害支援ネットワークへの参加、広島市災害ボランティアセンターへの職員派遣を行い、支援ニーズの把握を行ってきました。
その結果、被害が大きくボランティアの受け入れが多いこと、車を使わずに支援に入れる地区であることなどから、安芸区災害ボランティアセンターの支援を行うこととし、当面 二つの支援の準備を進めています。
(1)看護師の派遣:医療福祉生協連を中心に看護師を派遣いただくよう調整中です。
(2)災害ボランティアセンター運営支援スタッフの派遣:県内生協から 1 人、全国生協から 2 人の体制で支援に入る予定です。
愛媛県では、コープえひめの役職員が地元の災害ボランティア
コープえひめでは、大洲支所が冠水しトラック17 台が使えない状態となる中、7月14日から毎土曜日に役職員がボランティア参加しました。
- 7月14日(土):松山市・今治市・大洲市・西予市野村の各ボランティアセンターに職員有志が参加しました。(松山 7 人・今治 9 人・大洲 21人・野村 17 人 計 54 人)
- 7月21日(土)災害ボランティア派遣:(今治災害ボランティアセンター:7人、宇和島市災害ボランティアセンター:55 人)
- 7月28日(土)の参加も 20 日より募集を開始しました。
日本生協連と全国各地の生協では、今後も、被災地域の皆さまのくらしの一日も早い復旧に向けて支援活動を進めてまいります。